東広島市「空家再生プロジェクト」始動! 近畿大学工学部建築学科

近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科講師の谷川大輔(歴史意匠研究室)と同学科の学生約50人が、東広島市志和町・福富町にある“空家のリノベーション”と「志和みはらし公園」の施設整備に取り組みます。平成28年(2016年)5月8日(日)には志和町、15日(日)には福富町で、それぞれ活動を開始します。

【本件のポイント】
●東広島市の中山間地域で課題となっている“空家”を、建築を学ぶ学生の発想で再生
●東京出身の教員が福富町に移住。市の移住者受入れ計画を後押しし、地方創生に貢献
●空家のリノベーション・公園施設整備を通し、学生が実践的に建築・まちづくりを学ぶ

【本件の概要】
工学部建築学科では、講師の谷川大輔が東広島市志和町にある二宮神社から依頼を受け、神社境内にある空家(倉庫)の憩いの場としての再生と、志和みはらし公園の整備を、2~3年の工期計画で行います。5月8日(日)からプロジェクトを開始し、まずは神社倉庫からの荷物の運び出しを中心に初回の作業を行います。

また、東京出身の谷川は、平成27年度(2015年度)から東広島市地方創生審議委員を務め、市が進める県外からの移住促進の一環として、自らも福富町の空家を購入するに至りました。5月15日(日)から、学生と共同で当家屋の再生にも着手します。

これらは、学生の実践的な学びや地域貢献、大学間連携等を狙いに、「空家再生プロジェクト」として谷川が主宰し、工学部建築学科の学生有志約50人の他、広島大学の学生約10人、インテリア学会中国四国支部に関連する学生も参加して取り組む予定です。

■日 時:(1)平成28年(2016年)5月8日(日)10:00~15:00
     (2)平成28年(2016年)5月15日(日)10:00~15:00
■場 所:(1)二宮神社(広島県東広島市志和町別府2456)※神社駐車場を利用可能
     (2)福富の空家(広島県東広島市福富町下竹仁1240)※敷地内に駐車スペース有

【本件の背景】
人口増加が目ざましい東広島市ですが、中山間部の志和町や福富町では、住民の高齢化や、 若い世代の市街地への転出によって、空家の増加が問題となっています。

工学部建築学科講師の谷川大輔は、平成26年度(2014年度)から、広島大学産学・地域連携センターの塚本俊明教授および同大工学部の田中貴宏准教授と共同し、広島県内(御手洗・世羅・志和・瀬戸田など)での「まちづくり学生ワークショップ」に関わってきました。当ワークショップでは、地域住民へのヒアリングや現地調査を通して、地域の問題点や課題を見つけ出し、地域の方々にまちづくり計画案の報告会などを行っています。その一環で志和町二宮神社敷地内に「志和みはらし公園」を造成しましたが、二宮神社から再度要請を受け、この公園をさらに地域の憩いの場にするべく、休憩スペースの設置や催事での屋台出店を見越した公園施設整備と、神社境内にある倉庫の再生を行うことになりました。

また、谷川は、平成27年度(2015年度)から、東広島市地方創生審議委員を務めています。市が進める県外からの移住促進の一環で、市の紹介により、自らも福富町の空家を購入するに至り、上記公園整備や空家の再生と並行して、当家屋の再生も行います。

【谷川 大輔(たにがわ だいすけ)プロフィール】
近畿大学工学部建築学科講師。博士(工学)
昭和48年(1973年)7月24日生まれ。東京都出身
東京工業大学大学院博士課程在学中に「一級建築士事務所谷川大輔建築設計事務所」を設立
平成24年(2012年)4月、本学に講師として着任
〈東広島市関連の委員等〉
東広島市地方創生審議委員、東広島市大規模小売店立地審議会委員、東広島市建築審査会委員、東広島市美術館建設設計者等選定審査委員会委員

【関連リンク】
近畿大学工学部 建築学科 講師 谷川 大輔
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html

過去に行った学生ワークショップの様子
過去に行った学生ワークショップの様子

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