しなやかなマインドを育てる!
新世代のCBT、ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)を学ぼう!
みなさんは、仕事で失敗をしたり、周りの人との間でトラブルが起きてしまったりしたとき、どのように感じ、考え、行動しますか?
何回もそのときのことを思い出してはつらい気持ちになったり、「やってられない」と暴飲暴食したり、身体の不調を感じたりする人もいるかもしれません。
「もうそのことについては考えないようにしよう」と思えば思うほど、そのことについて考えている自分に気づく経験をされた方も多いのではないでしょうか。
このようなときに役に立つのが、ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)です。ネバダ大学 リノ校の S. C. ヘイズ(Steven C. Hayes) を中心として開発され、「アクト」と呼ばれています。
ACTは、「避けられない痛みは受け入れながら、有意義で豊かな人生を切り拓くこと」をねらいとするセラピーです(参考:『よくわかるACT』)。
いやな気持ちや考えにとらわれるのではなく、その人にとって大切なもの(価値)に従って行動することを目指します。
ACTの効果
アメリカ心理学会によれば、ACTの効果は以下のように述べられています。
①「研究によって強く支持」されている:慢性疼痛
②「研究によって中程度に支持」されている:うつ・混合型不安・ 強迫性障害(強迫症)・精神病症状
ACTは、上記のような心理的な苦痛に対する方法のみではなく、その人の適応を促し、生活の質を高める方法も多く使う点が特徴的です。そのため、医療分野のみならず、教育分野やビジネスにおいても応用されるようになり、注目されています。
ACTについて学ぶ
日本公認心理師ネットワークでは、11/13(土)AM10時より、ACTの基本と教育分野への活用について、早稲田大学の大月友先生にご講演いただきます(見逃し配信もあり)。
セミナーの詳細・お申し込みはこちら
セミナーでは、以下の内容を含む予定です。
・ACTの基本的な考え方
・クラスワイドでの心理教育としてのACTプログラムと、その留意点
・1000人以上の子どもが受けているACTのプログラム
・ACTの実践例とデータ
・ユニバーサル介入としてのACT
・予防的介入としてのACT
・子どもたちの成長に寄与できるプログラムとしてのACT
また、大月先生は、ACTに関する書籍を複数翻訳されていますので、ご紹介いたします!
大月先生が翻訳されたACTに関する書籍
『セラピストが10代のあなたにすすめるACTワークブック ーー悩める人がイキイキ生きるための自分のトリセツ 』
『アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT) 第2版 -マインドフルネスな変化のためのプロセスと実践』
『ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)における価値とは 』
『メタファー:心理療法に「ことばの科学」を取り入れる』