【決定】第16回昭和女子大学女性文化研究賞（坂東眞理子基金） 5月30日 贈呈式・受賞記念講演を開催

　昭和女子大学（学長 金尾朗：東京都世田谷区）女性文化研究所は、「第16回昭和女子大学女性文化研究賞（坂東眞理子基金）」を、京都産業大学教授・京都大学名誉教授の落合恵美子氏の『親密圏と公共圏の社会学：ケアの20世紀体制を超えて』（有斐閣）へ、「同女性文化研究奨励賞（坂東眞理子基金）」を、新潟大学講師・女性文化研究所特別研究員の山本咲子氏の『女性非正規雇用者の生活の質評価：ケイパビリティ・アプローチによる実証研究』（明石書店）へ、「同女性文化研究特別賞（坂東眞理子基金）」を、群馬大学名誉教授の上村千賀子氏の『占領期女性のエンパワーメント：メアリ・ビーアド、エセル・ウィード、加藤シヅエ』（藤原書店）へ贈呈することを決定しました。
　5月30日（木）に贈呈式ならびに「女性文化研究賞」受賞者の落合氏による受賞記念講演を開催します。

【受賞理由】
　本作品はジェンダー、家族に関する我が国の社会学の第１人者である著者が20年来の論稿をまとめた論文集であり、近代家族論に関する長年の研究成果を、アジア、人口、歴史の３つの視点からバージョンアップした著者の社会学者としての研究成果の集大成といえる。アジア家族と親密圏に関するグローバルCOEの代表としての成果もすでに公刊されているが、それをケアとグローバル化に注目して新たな視点を切り拓いており、落合社会学の体系を示した点で、受賞に値する大作である。

【日　時】　　5月30日（木）17時 ～ 18時15分

【会　場】　　昭和女子大学学園本部館3階中会議室

【内　容】　　坂東眞理子選考委員長挨拶、各賞贈呈式 / 女性文化研究賞受賞記念講演（落合恵美子氏）

※ 詳細はこちらからご確認ください。　https://content.swu.ac.jp/jyobunken-blog/

【問い合わせ先】 昭和女子大学女性文化研究所 　iwc-admi@swu.ac.jp

男女共同参画社会の推進、女性文化研究の発展に寄与する研究書を顕彰しています。本賞は、坂東眞理子総長が「労多く報われることが少ないが、世の中を変える力のある本を書くという作業を応援したい」と著書の印税などを寄付して設立した坂東眞理子基金により運営し、前年に刊行した単行本を対象に学外有識者を含む選考委員会で選考しています。

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