【名城大学】経営学部の山岡ゼミが日本マーケティング学会U24ベストポスター賞を2年連続複数受賞

日本マーケティング学会のカンファレンスが10月13日、法政大学で開催され、経営学部の山岡隆志教授ゼミの3チームがU24ベストポスター賞を受賞しました。山岡ゼミのチームは昨年も2チームが同賞を受賞しており、2年連続で受賞。その中でも佐藤杏奈さん（経営学部4年）と柴田愛沙さん（同4年）は、昨年と今年でメンバーとテーマを変え、連続受賞を勝ち取りました。

今回受賞した「笑いはブランドを救う!?緊張と緩和の笑いを用いた広告がブランド態度に与える影響に関する研究」でリーダーを務めた村田栞さん（経営学部３年）は、「お笑いの“間”が笑いを増幅させているのではないか？という個人的な疑問から、テーマを考えました」と話し、「緊張と緩和の笑い」が広告効果を高めることに着眼しました。

２年連続で受賞チームのメンバーになった佐藤さんと柴田さん。佐藤さんは「１年生の基礎ゼミナールで偶然、山岡先生のゼミになりました。先行研究を調べ、仮設を立てるなど、１年生にはハードな内容でしたが、“自分の力になる”“経験できないことができる”と思い、2年生以降も山岡ゼミに所属しました」と話し、柴田さんは「山岡ゼミの良いところは、最初から優秀な人が集まっているわけではなく、ゼミ活動をコツコツと続ける中で誰もが成長できる点です。私自身も、最初は自分を表現することが得意ではありませんでしたが、このゼミを通じて大きく変わり、自信を持って表現できるようになりました。その成果は就職活動にも役立ったと感じています」と胸を張ります。

山岡教授は「昨年初めて参加した日本マーケティング学会のポスターセッションでは、当初、学生が学会で発表するレベルまで研究内容を高められるか、正直なところ疑問でした。しかし、学生の成長力を信じて思い切って参加を決めました。その結果、学会で発表できるレベルは超え、トップの成績を収めてくれました。私がゼミで大切にしているのは、学生に対して限界を設けないことです。学部生であればこれくらいが妥当だろうなどと考えがちですが、これまでに学生たちは私の想定を超える成長を見せてきました。例えば、佐藤さんの成長は想像を超えるものでした。すでに大学院の修士レベルを超える研究力を持ち、ゼミ内で研究指導ができるほど成長しています。そのため、学生が我々研究者に求められるレベルまで成長するのであれば、どこまでも支援する方針を取っています」と語ります。