気鋭の作家たちによる日本の魅力溢れる作品がニセコの地で響き合う!日本のみならず世界で活躍する6名の作家によるグループ展”Resonance | 響きあう”

MEDEL GALLERY SHU NISEKOでは、2025年2月7日(金)から3月2日(日)まで、グループ展「響きあう | Resonance」を開催いたします。

2025-01-28 10:00

OVERVIEW

MEDEL GALLERY SHU NISEKOでは、2025年2月7日(金)から3月2日(日)まで、グループ展「響きあう | Resonance」を開催いたします。
本展では、日本独自の伝統や技法をルーツにして、日本のみならず世界で活躍する6名のアーティストの作品を展示します。
侘び寂び感じる日本の景色や日本文化において古来より燃料として用いられていた「炭(チャコール)」、絹による染めと織り、墨象画と古今の詩歌、日本独特の無形の神々、新しい感性を重ね合わせた日本画や掛け軸…
気鋭の現代アーティストの手により古来から伝わる多様な日本の魅力が集い、このニセコの空間で響き合います。
そして、作品を媒介にして、アーティストの思いとそれぞれが影響を受けた文化が鑑賞者の心にも響きわたる、その架け橋になれましたら幸いです。

グループ展
「Resonance |響きあう」
2025年2月7日(金)-3月2日(日)
11:00-17:00
休廊:月曜日・火曜日

伊豆蔵明彦/参考作品
中西瑛里香/参考作品
HAKAMA/参考作品
KAZZ森下/参考作品
篠田桃紅/参考作品
古塔つみ/参考作品

Akihiko Izukura | 伊豆蔵明彦

京都・西陣で代々続いてきた帯屋に生まれ、企業人として数々の足跡を残すと同時に、絹という太古より人の暮らしを飾ってきた素材による染めと織りの研究と開発に没頭してきました。
半世紀以上におよぶその研究を経て「織る」「組む」「網む」「絡む」という染織技法を《染織道》としてまとめ、アメリカ・ ボストンで発表。その後、国内外 でのワークショップや展覧会を通じて自然への畏敬を表わす自らの哲学を広く伝道。1997年にインターナショナル自然染織委員会(IANT)を設立し、2002年にはNPO法人に認定。

現在は、作家として、研究者として、さらには教育者として、自然と布と人とのあらたな関係性を模索する道を邁進している。

Erika Nakanishi | 中西瑛里香

1988年生まれ
神奈川県出身

私の作品では、鎌倉時代後期の絵巻物『春日権現現記絵巻』に見られるように、日本独特の無形の神々を描く伝統を源流とし、「間」や「感覚」といった日本の伝統的な美意識を大切にし、見る人にさまざまな解釈や感情を呼び起こす表現を心がけています。
「間」とは、鑑賞者に多様な解釈や喚起するために意図的に空間や余白を使うことを指します。顔を隠した神々を描く手法は、日本の「間」の概念を反映しており、私の作品に共鳴する重要な要素です。

HAKAMA | ハカマ

1951年生まれ、アメリカ出身。
京都を拠点とする多元的アーティスト。
過去50年以上にわたり、オーストラリア、インド、インドネシア、ハワイ、フランス、日本といった多様な土地や文化に暮らし、それらが作品のスタイルや創造性に大きな影響を与えてきた。

現在、ハカマは竹炭をはじめとする炭を素材に用いた作品シリーズに取り組んでいる。日本の伝統素材である炭が、独創的な手法によってパネル上に調和のとれた造形美として再生され、新たな表現へと昇華されている。

炭は日本文化や生活において長い歴史の間、燃料としてだけではなく、空気や水の浄化、土壌改良などにも利用されてきました。
様々な有機物が炭の原料となりますが、私が作品の素材としてまず使い始めたのが竹炭です。
イノベーティブなアプローチで、炭を独自のバインダーミックスにより接着し、新たな造形を生み出しました。
炭の持つ優れた浄化作用がパネル上の作品にも反映され、外観の美しさだけではなく、場に広がるエネルギー(マイナスイオン)や清浄さも同時に体感できる利点があります。
炭は、古代から日本文化において重要な役割を果たしてきました。空気や水を浄化し、農地を豊かにし、燃料として利用されてきた素材です。
従来、炭はさまざまな有機物から作られてきましたが、私の最近の作品では、竹を炭化させた「竹炭」を中心に制作を進めています。炭を多様な結合材と組み合わせる革新的な手法を通じて、この伝統的な素材を現代的な造形へと再構築しています。
炭の歴史的な用途に着目し、私の作品であるこれらの独自の炭パネルは、美的な価値を提供するだけでなく、空間の浄化やエネルギーの向上を通じて、周囲の環境に変革をもたらす可能性を秘めています。

Kazz Morishita | KAZZ森下

愛知県出身 / 東京下町住まい

1951年生まれ、愛知県出身。幼少期より数々の絵画コンクールで受賞し、周囲から将来は画家になると期待される。しかし本人は、自身のデッサン力を物足りないと感じたり、受賞はあくまで発想のユニークさに対してであると考えたりと、いたって冷静に捉えていた。例えば、公園に群がる数百人の人々。或いは、手術中の光景等々。そうした着眼点は、後に博覧会のプランナーとして活躍するうえでプラスとなる。しかし、見えない誰かの後押しを受けるかのように、自分自身の作品で表現する道を選ぶこととなり、現在に至る。

Toko Shinoda | 篠田桃紅

篠田桃紅は墨を用いて抽象画を描く、と同時に書を書く作家でした。1世紀にもおよんだ創作の営みは、常に新たな造形を探りだす精神のもと、自身のかたちを模索し続けるものでした。実際に見たままをかたちにするのではなく、季節や時間の移り変わり、日々感じとった微かな心の揺れやふとした瞬間に過ぎる想いが桃紅の中に蓄積し、昇華し、抽象や文字のかたちを借りた墨の姿となって作品に表れます。

書とは、書く人の精神をもっとも視覚的に表現するものであると説いた、中国の書家・蔡邕の「書は散なり」という言葉のとおり、桃紅の書には、書かれた文字や書の内側の深い部分に潜む書き手の個や孤独が感じられます。

Tsumi Cotoh | 古塔つみ

2017年よりイラストレータとして活動。多くのミュージシャン、アパレルとのコラボレーションを経て近年、現代美術家に転身。
イラスト(特にデジタル作品)と現代美術作品の境界などそもそもないかのような意識のもと、しかし、大量消費されるイラストやその印刷技法に対する独自の解釈で現代美術作品を産み落とすことに成功。シルクスクリーン、ジークレー(デジタル版画)、浮世絵木版画。そしてハンドペインティングと多様な作品は全てがユニーク作品(浮世絵版画作品除く)。大量消費を前提にした技法であえてユニーク作品に限定することで、過去、商業品からの評価の日本文脈に一風を起こそうとしている。そこには絵柄・アウトプットの方法などスタイルのこだわりはなく、常にアップデートし続けている姿がある。昨今の都会的な女性キャラクターを描くアーティストとは一線を画すアプローチにチャレンジし続ける現代作家。最近の主な展示に2024年9月KIAF(ソウル/アートフェア)、5月one.small gallery(ボストン/個展)、3月571 Art Space(杭州/グループ展/)、2月Street Dreams Studios Tokyo(青山/個展)、Gallery Joyana(コートダジュール/グループ展)など。

MEDEL GALLERY SHU NISEKO

世界中の富裕層から注目を集める北海道ニセコ町。特にウィンターシーズンにはオーストラリアや英国、そしてアジア各国の富裕層が、世界最高峰と言われるパウダースノーを楽しみに来日します。そこで、世界のリゾート地では社交の中心として存在するギャラリーをニセコでも開業いたします。日本にはこんなに素晴らしいアーティストがいるんだという”誇り”と共に作品を展示し、日本独自の価値観や創造性を発揮するアーティストを紹介して、「日本にはこんなに才能溢れるアーティストがいるのか!」「日本人の作品はこんなにも素晴らしいのか!」と日本人アーティストとその作品の虜にしたいと考えています。また、日本のアーティストのクオリティとバリューを魅せるため、当社の取り扱いアーティストにこだわらず、新進気鋭のアーティスト、人気ギャラリーの所属アーティストを積極的にご紹介いたします。

MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。

MEDEL GALLERY SHU NISEKO
北海道虻田郡ニセコ町曽我807-3
やさしいニセコハウスB1
11:00〜17:00
休廊:月曜日・火曜日
営業期間:2024年10月〜2025年4月
2024年10月11日開業
https://medelgalleryshu.com/niseko

MEDEL GALLERY SHU TOKYO
東京都渋谷区神宮前4-28-18
カトル・バン原宿B1
13:00〜19:00(最終日は17時まで)
休廊:木曜日
2018年4月18日開業
https://medelgalleryshu.com/

info@medelgalleryshu.com

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