世界三大広告賞を受賞したコピーライターの最新メソッド『こうやって頭のなかを言語化する。』11/28発売
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『こうやって頭のなかを言語化する。』(荒木俊哉著/税込1,650円)を2024年11月28日に発売します。著者は電通の現役トップコピーライターです。これまでに世界20 ヵ国で100 以上のプロジェクトを手がけ、世界三大広告賞を受賞しています。本書は、さまざまな商品・企業・団体のブランディングに従事し、ミッションやビジョンといった「企業の軸」を言葉にするプロが、その手法を「個人」に落とし込み、進化させた最新メソッドです。
言語化力は、生きる力そのもの
本書のポイントは「自分の軸を言語化する」という視点です。「なんとなく」をそのままにせず、自分に問いを立てて、その理由や結論を言語化することで、「どうしたいか」「なぜそう思うか」がクリアになります。このように自分の「軸」が可視化できれば、迷いや不安があってもそこに立ち返れて、また前に進むことができるのです。今でこそトップコピーライターとして数々のプロジェクトにかかわる著者ですが、新人時代にはなかなか結果を残せず異動の危機に陥ったこともありました。そんな著者が躍進した要因は、日々言語化力を磨いてきたことにあります。自身のキャリアアップの経験から、言葉を使って人の成長を支援する仕事がしたいと考え、本文でも「言語化力は、生きる力そのものだ」と、その重要性を述べています。
言語化力のベースは「聞く力」にある
著者は前著『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(2023年SB クリエイティブ刊)で、言語化力の本質は「どう伝えるか」ではなく「何を言うか」にあると解説し、その独自のメソッドは大きな反響を呼びました。セミナーの機会も増えるなか、参加者からいい点、やりにくい点、疑問点などのフィードバックに加え、悩みも数多く寄せられるようになったのです。さらに、コピーライターとしては珍しい、国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得。そこで気づいたのは、「言語化力のベースは『聞く力』にある」ということでした。コピーライターは自問自答して言葉を探り、カウンセラーは対話によって思いや意見を言語化しますが、根本は変わりません。新たな視点を得た著者が、前著から約1年をかけて開発したのが、本書で紹介する「言語化ノート術」です。やりたいことや好きなことを聞かれても自信を持って話せない、自分の直感や感性よりも他人の評価ばかりを気にしてしまうなど、言語化に悩む1000人以上の人といっしょにつくりあげた新しいメソッドを初公開します。
1日3分「ためる→きく→まとめる」の3ステップで効果が出る
「言語化ノート術」は、「なにを言うか」に特化した方法で、著者自身の実践とセミナー参加者の意見を反映し、「ためる→きく→まとめる」の3ステップを1日3分で取り組むという、超効率化を実現。5日間の体験ケーススタディを通じて、思考や行動の変化、言語化を習慣にするメリットを解説しています。
◎「言語化ノート術」3つのステップ
【ステップ1】「ためる」:「できごと+感じたこと」をメモする
【ステップ2】「きく」:頭に浮かんだ言葉をノートに書きだす
【ステップ3】「まとめる」:現時点での「結論」を1行で書く
◎言語化力アップ以外に起こるプラスの変化
①伝え方がうまくなる
②質の高い思考を手に入れる
書誌情報
タイトル:こうやって頭のなかを言語化する。
著者:荒木俊哉
判型・製本:四六判並製
ページ数:240ページ
定価:1,650円(税込)
発売日:2024年11月28日
ISBN:978-4-569-85822-7
発売元:株式会社PHP研究所
著者プロフィール
荒木俊哉(あらき しゅんや)
株式会社電通 コピーライター
1980年、宮崎県生まれ。一橋大学卒業後、2005年に電通に入社。営業局を経てクリエイティブ局へ。コピーライターとして、さまざまな商品・企業・団体のブランディングにたずさわり、これまでに手がけたプロジェクト数は100以上、活動は5大陸20カ国以上にのぼる。世界三大広告賞の Cannes Lions と The One Show のダブル入賞をはじめ、ACC 賞、TCC 新人賞、NIKKEI ADVERTISING アワード、YOMIURI ADVERTISING アワード、MAINICHI ADVERTISEMENT DESIGN アワードなど、国内外で20以上のアワードを獲得。広告以外にも、国際的ビッグイベントのコンセプトプランニングや、企業のミッション・ビジョン・バリュー策定のサポートなども行う。一橋大学で広告のゼミ講師を務める。また、国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。著書にベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(SBクリエイティブ)がある。