近畿大学水産研究所オンライン公開講座「養殖研究の最前線」 キャビア量産化やゲノム編集技術に関する研究について講演

2019年公開講座(対面開催)の様子
2019年公開講座(対面開催)の様子

近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)は、令和3年(2021年)12月11日(土)に、オンラインで公開講座を実施します。「養殖研究の最前線」と題し、水産研究所新宮実験場准教授 稻野 俊直が魚の性別をコントロールする技術を用いたキャビアの量産化について、水産研究所白浜実験場教授 家戸 敬太郎がゲノム編集技術を用いたマダイの品種改良について講演します。

【本件のポイント】
●最先端の研究に携わる水産研究所の教員が、自身の研究成果について講演
●一般の方にも分かりやすく、養殖研究の最前線について解説
●キャビアの量産化や、マダイの品種改良に関する技術を紹介

【本件の内容】
近畿大学水産研究所は、基礎的研究に加えて、実際に魚類を飼育しながら種苗生産、交雑、選抜、栄養学、魚病学といった応用研究にも取り組んでいます。昭和23年(1948年)に開設した白浜実験場をはじめとして、各地に研究所を開設して最先端の研究に取り組むことで、世界の養殖学を牽引しています。
平成20年度(2008年度)には文部科学省のグローバルCOEプログラムに採択され、クロマグロ等の養殖技術の高度化と養殖科学における大学院教育の充実に取り組み、その事後評価で「設定された目標は十分に達成された」との最高評価を受けました。このプログラムでは、事業が終了した後も教育研究活動の拠点として、継続して事業を進めることが推奨されており、平成29年(2017年)から一般の方向けに公開講座を実施しています。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、本年はオンラインで開催します。

【開催概要】
日   時:令和3年(2021年)12月11日(土)13:00~15:30
方   法:オンラインライブ配信(参加無料)
      ※ 参加申込の方に視聴URLを送付
対   象:一般の方(定員200人、申込先着順)
プログラム:13:00~13:10 開会挨拶
      13:10~14:10 講演(1)
      14:20~15:20 講演(2)
      15:20~15:30 閉会挨拶
申込方法 :以下のURLから申込
https://kindai.eventos.tokyo/web/portal/364/event/4028/users/register/
お問合せ :近畿大学水産研究所白浜実験場 公開講座係
      TEL(0739)42-2625 FAX(0739)42-2634
      E-mail:ari@itp.kindai.ac.jp

【講演内容】
講演(1)「性統御技術のキャビアへの応用と量産化に向けた取り組み」
講師:近畿大学水産研究所 新宮実験場長 准教授 稻野 俊直
内容:魚の性別をコントロールする技術(性統御技術)は、多くの養殖魚に応用されてきました。この性統御技術とキャビア量産化への応用研究の現状を紹介します。

講演(2)「ゲノム編集技術のマダイ品種改良への応用と産業化に向けた取り組み」
講師:近畿大学水産研究所 白浜実験場長 教授 家戸 敬太郎
内容:我々は、近年大きな注目を集めているゲノム編集技術を利用して、可食部が通常よりも2割以上多いマダイの作出に成功しました。その概要と産業化に向けた最新の取り組みを紹介します。

【講師プロフィール】
稻野 俊直(いねの としなお)
所   属:水産研究所 新宮実験場長 准教授
学   位:博士(農学)
専門分野 :ライフサイエンス/水圏生産科学
研究テーマ:特にチョウザメの単性化・雌雄判別、魚類の高温耐性に関する研究 ほか

家戸 敬太郎(かと けいたろう)
所   属:水産研究所 白浜実験場長 教授
学   位:博士(農学)
専門分野 :ライフサイエンス/水圏生産科学
研究テーマ:遺伝子解析を用いた海水魚の養殖および種苗生産研究 ほか

【関連リンク】
水産研究所 准教授 稻野 俊直(イネノ トシナオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2074-ineno-toshinao.html
水産研究所 教授 家戸 敬太郎(カト ケイタロウ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/180-kato-keitarou.html

近畿大学水産研究所
https://www.flku.jp/


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