オレンジ色のヘビ(ジムグリ)を展示しました

突然変異でこうなった? まるでハロウィンカボチャのような色合い

世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」(岐阜県各務原市 館長:池谷幸樹 https://aquatotto.com/)では、2019年秋に見つかったジムグリのアルビノ個体を展示いたします。

この個体は、2019年秋に岐阜県山県市内の道路脇の側溝にいたところを、住民の方が見つけて捕獲したものです。外国産ペットが逃げ出したのではないかと警察に連絡し、拾得物として引き渡した後、警察から委託された岐阜県在住の方が飼育管理をされています。
飼育管理者の方の「ジムグリのアルビノ個体の発見は珍しく、また非常に美しい個体であるため、ぜひ皆さんにも見ていただきたい。」という思いから、期間限定で展示することになりました。

ジムグリは日本固有種で主に森林に生息しています。地面の穴によく潜り、小型のネズミ類やモグラ類を食べ、全長は約70~100cm程になります。通常、背面は褐色もしくは赤褐色で黒い斑紋が入ることがあり、腹面は市松模様になることが多く、幼蛇は赤みが強く色が鮮やかで模様がはっきりとしています。

展示する個体は、オレンジ色に薄い黄色の斑紋が特徴的です。突然変異や遺伝的な要因により、生まれつきメラニン色素が欠乏しているアルビノ(色彩変異)個体と考えられます。

普段、ヘビを目にする機会は少ないかもしれませんが、この機会にじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。

【期間】 2022年10月7日(金)~10月23日(日)

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