【星野リゾート 界】日本のお茶文化を応援「界のお茶羊羹」販売開始~コロナ禍のフードロスを防ぎ、地域の魅力を発信する商品へ~|販売開始日:2020年12月18日
星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、お茶業界やお茶文化を応援する「界のお茶羊羹」を開発し、2020年12月18日から全国にある界ブランドの施設にて販売を開始します。新型コロナの影響を受け、オリンピックをはじめとする様々なイベントが各地で中止になり、来客のもてなしに用いられる茶葉は、出番を失うことが多くなっていました。お茶は、飲用以外にも多くの活用法があり、界が大切にしている和の要素になじみ、お土産としても購入しやすい物に取り入れたいと考え、お茶を使ったオリジナルの羊羹を開発しました。
背景
新型コロナの影響をうけ、食品の廃棄や在庫過多の問題が各地で発生しています。星野リゾートでも、本件に先立ち、「もったいないプロジェクト」を立ち上げ、栃木県那須町の牛乳のフードロスに対し「ミルクジャム」を開発し、観光業としてできる取り組みを行ってきました。今回は、第二弾として静岡県のお茶に着目。開業時からお茶を用いたおもてなしを提供している「星野リゾート 界 遠州」が、地元浜松市のお茶業界にも、新型コロナで在庫過多や受注減の懸念があること、かねてより消費量が年々減少していること、茶農家の後継者問題も課題であることを踏まえ、地域の連携の一翼を担うべく立ちあがりました。日本でのおもてなしには欠かせないお茶。改めて、お茶の持つポテンシャルを、withコロナ期にどのように活かすか、またコロナ収束後に、国内外からの多くの人をもてなす時に備え、いま何ができるのか模索するところからスタートしました。そのような流れの中で、今こそ、お茶業界やお茶文化を盛り上げ、応援したいと考え、その第一歩としてオリジナル商品の開発、全国の界への宿泊ゲスト向けに販売することになりました。
「界のお茶羊羹」の特徴
界のお茶羊羹は、「煎茶羊羹」と「ほうじ茶羊羹」の2種の味を用意し、それぞれ1回で食べきれるサイズで個包装しました。おみやげ用として、周囲に分けて配りやすいようにしています。煎茶羊羹は、静岡県浜松市の天竜茶、「煎茶パウダー」を使用。もともとのお茶の持つ味わいを活かしつつ、香り高く、ほのかな甘みとともに、上品な余韻が残る風味に仕上げました。ほうじ茶羊羹は、同じく浜松市の浜松茶、「ほうじ茶パウダー」と「ほうじ茶茶葉」の2種を組み合わせて使用。ほうじ茶特有の香ばしさを感じられるようにパウダーで味を出し、茶葉で香りが立つようにしています。
お茶のさまざまな楽しみ方を提案する界 遠州
静岡県浜松市の舘山寺(かんざんじ)温泉に宿を構える界 遠州では、開業当初より、お茶処の温泉旅館として、お茶の魅力に触れるプログラム「美茶楽(びちゃらく)」や飲み比べができる「ティーセラー」、お茶を使った入浴など、お茶をおもてなしの随所に用いてきました。これらのサービス開発に実績のある同館スタッフを中心に商品開発プロジェクトが進められました。
界のお茶羊羹の開発過程
原料の茶葉選びには、静岡県浜松市役所の産業部農業振興課の協力を得て、茶農家の紹介を受けました。星野リゾートのレシピ開発リーダー・浜田統之、界 遠州の総支配人・斎藤高之、同館のお茶のおもてなし開発担当・長谷川滋春が茶畑を訪れ、羊羹の材料となる茶葉の選定を行いました。羊羹作りを前提に、一番理想となる風味にこだわり、候補の中から選んでいます。レシピ開発においては、それぞれのお茶そのもの味わいをいかに引き出すかを考え、餡(あん)の分量を通常のものよりも減らし、茶葉の香りを最大限生かす方法を模索しました。
界のお茶羊羹レシピ開発者の想い
「羊羹を食べた時に、まるでお茶を飲んでいるかのような、風味や余韻を感じてもらいたい」と語る浜田。開発した羊羹を一人でも多くのゲストに味わってもらえるよう、今後、界の全国にあるすべての拠点で販売します。
浜松市役所、産業部農業振興課よりコメント
「今回このようなコロナ禍において、地元天竜茶や浜松茶をPRする機会に巡り合えたことを嬉しく思います。今後もこのような取り組みを引き続き一緒に模索し、地域の活性化に繋げられたらと期待しています。」
概要
■商品名:星野リゾート 界 煎茶ほうじ茶羊羹
■発売日:2020年12月18日(金)
■料金 :1箱 2種各2個ずつ 計4個入り 1,200円(税込)
■内容量:1箱あたり約200g
■場所 :全国の「星野リゾート 界」ショップにて販売。宿泊者のみ購入可。
※全国の「星野リゾート 界」にて、2021年正月三ヶ日(1/1~1/3)の朝食の甘味としても提供。
<最高水準のコロナ対策宣言>
1 衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。
・チェックイン時の検温
・通常の客室清掃に加え、館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所に除菌用アルコールを設置
・全客室に手指消毒用アルコールを設置
・食事処入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
2 「3密」回避
密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる 3 密の見える化サービス実施(一部)
・客室でのチェックイン対応(星のや・界)
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・半個室での食事処にて夕朝食の提供(界 *一部施設を除く)
・食事処の混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時の入列規制を適宜実施