沖縄本土復帰50周年の今も残る問題に迫る 『日本人として知っておきたい琉球・沖縄史』を発売

九州・沖縄の歴史学の第一人者が解説

『日本人として知っておきたい琉球・沖縄史』書影
『日本人として知っておきたい琉球・沖縄史』書影

株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022 年5 月30 日に『日本人として知っておきたい琉球・沖縄史』(原口泉著/税込1078 円)を発売します。2022 年は、沖縄の本土復帰50 周年。本書は、これまで新書という形ではあまり刊行されてこなかった、琉球・沖縄の通史です。著者の原口泉氏は、「琉球の風」「西郷(せご)どん」ほか大河ドラマ4作品の時代考証を担当した九州・沖縄の歴史学の第一人者。日本最古、3万2000年前の人骨の発見から、琉球王国の隆盛、経済格差などの根深い問題まで、その独特の歩みを丁寧に解説します。

教養としてではなく、真に理解してほしい

復帰後の歩みに沖縄県民の55%が不満という世論調査(2022年18歳以上1500人を対象/共同通信社)があります。理由は「米軍基地の縮小が進んでいない」など基地についての回答が圧倒的に多く、経済格差があると93%が答えています。
原口氏は、沖縄本土復帰50年の節目に、沖縄が今も抱える問題やその根底にある歴史を、教養に留めてはいけないとの想いから、「日本人として知っておきたい」と冠し、沖縄の歴史を原始・古代から近現代まで辿った通史を執筆しました。

今こそ学びたい沖縄の歴史をわかりやすく解説

・東アジアや東南アジアとの交易の中継基地として発展した琉球
・過去3度焼失、2度再建されている首里城
・海外移民への補助が受けられなかった沖縄
・日本史上最大の地上戦、沖縄戦
・沖縄の米軍基地はなぜ縮小されないのか――“Key Stone of the Pacific”「太平洋の要石」
・通貨を6日間で円に切替え、車の左側通行も一夜で変更――沖縄復帰後の「大作戦」
並みいる強国と力ではなく「交易」で関係を築いた琉球王国時代、薩摩、日本政府、アメリカと侵略の歴史、沖縄戦から本土復帰まで、一冊で琉球王国・沖縄の歴史を網羅し、今も根深く残る問題の背景を深く理解することができます。

本書の構成

第一章 旧石器時代・貝塚時代の沖縄
第二章 尚巴志の統一、尚真の国づくり
第三章 清と鹿児島藩の二重支配
第四章 琉球処分――琉球王国から沖縄県へ
第五章 戦争、占領、復帰

『日本人として知っておきたい琉球・沖縄史』について

【著者】

原口泉(はらぐち・いずみ)
1947年、鹿児島県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学大学院修士課程修了、博士課程単位取得。鹿児島大学法文学部教授を経て、同大学名誉教授、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長。専門は日本近世・近代史、薩摩藩の歴史。NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「琉球の風」「篤姫」「西郷(せご)どん」の時代考証を担当。『世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵』(PHP新書)、『龍馬を超えた男 小松帯刀』(グラフ社)など著書多数。

【書誌情報】

タイトル:日本人として知っておきたい琉球・沖縄史
著者:原口泉
定価:1133円(10%税込)
発売日:2022年5月30日
判型:新書判並製
ページ数:208頁
ISBN:978-4-569-85196-9
発行:株式会社PHP研究所