【名城大学】2024年度「Enjoy Learningプロジェクト」の成果報告会を開催 14団体が発表
戦略プラン「MS-26」の事業 課外で多様な学びに取り組む集団活動を支援

学生たちが課外で多様な学びに取り組む集団活動を支援する「Enjoy Learningプロジェクト」の2024年度の成果報告会が3月5日、天白キャンパスの共通講義棟南で開催されました。全14団体が登壇し、この1年間で取り組んだ活動で得た学びや課題、今後の抱負などを発表しました。
多彩なプレゼン資料を駆使して活動の目的や内容、成果、今後の課題などを発表
「Enjoy Learningプロジェクト」は、本学の戦略プラン「MS-26」の事業として2016年度にスタートしました。報告会は、プロジェクトに参加した団体同士の交流を図るとともに、他の学生や教職員の前で発表することで学生たちのモチベーションを高め、プロジェクトの活性化と発展につなげる狙いで開催しています。
報告会では、教職員や学生たちが見守る中、各団体は5分間の制限時間内でパワーポイント資料に基づいてプレゼンテーションを行い、団体の紹介や活動目標、これまでの活動の内容と成果、今後の課題や方針などを紹介しました。それぞれの発表後には質疑応答も行われ、教員や他団体の学生からの質問に答えました。


このうち、バスケットボールを通じた仲間づくりやBリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズのファンを増やすきっかけづくりを行う「プロスポーツビジネス研究会」は、ドルフィンズのホームが来年度はIGアリーナとなって収容人数が約3倍になることから「より若年層のファンを増やす取り組みをしたい」と意欲を示しました。
また、フードロス削減を活動目標に掲げる「【なごめ】名城大学支部」は、食品ロスについて考えようと飲食店で貸し切りイベントを企画したことや、農業の実情を探るために春日井キャンパスの農場で実際に農業を体験したことなどを紹介。「座学では学べない厳しさを実感した」と振り返っていました。
伊川センター長「どの団体も創意工夫を凝らして実践 学びや成果があった」と講評
ICTを活用したいが、その技術が分からないとの悩みを抱える料理研究家と連携し、後世に残したい郷土料理や食の大切さなどを発信するECサイトのプラットフォーム作りを実現した「BenefiTech」は、ITがビジネスにどのように役立つかを「実体験を通じて感じることができた」と充実した表情を見せていました。
発表後の講評で、学務センターの伊川正樹センター長(法学部教授)は「どの団体も創意工夫を凝らして実践し、それぞれ学びや成果があったと感じた」と学生たちをねぎらいました。そのうえで「何を目的に活動しているかをもう一度見直してみると、次に向けてのヒントが得られ、次にステップにつながる」と呼び掛けていました。


【発表の様子】



