PHP総研が2022年に日本が注視すべきグローバル・リスク10を発表

『2022年版PHPグローバル・リスク分析』

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津 要)の政策シンクタンクPHP総研は、来たる2022年に日本が注視すべきグローバルなリスクを展望する『2022年版PHPグローバル・リスク分析』を2021年12月21日に発表しました。

『2022年版PHPグローバル・リスク分析』表紙
『2022年版PHPグローバル・リスク分析』表紙

政治と経済のグローバルな連関がもたらすリスクを日本の利益に即して分析

「PHPグローバル・リスク分析」は、日本の利益に即してグローバルな政治と経済の連関がもたらすリスクに着眼するユニークな分析として、第1回目の2012年版以来、政府関係者や企業経営者から高い評価を得ています。今回の2022年版で11回目のレポート発刊になります。

世界の戦略的光景は着実に新たな相貌を帯びつつあります。米中二大国は引き続き対立基調にあるものの、軍事衝突はともに望むところではなく、力比べの中で互いの間合いをはかろうとしています。2022年秋には中国共産党大会と米国中間選挙という二大政治イベントが予定されており、コロナ禍の先行きが不透明な中で、国内政治の強力な磁力が米中二大国の方向性を左右することになるでしょう。ロシアやEU、インドをはじめとする米中以外のプレイヤーによる戦略的自由度の確保に向けた動きも見逃せません。

国境を越えたヒト・モノ・カネ・情報の動きは安全保障や環境、人権を理由に再編されるようになっており、サイバー、宇宙、グリーンといった領域でも協調より競争の色彩が目立ちます。格差や環境危機がもたらす矛盾や破壊的な技術革新を背景に、資本主義や工業文明、都市化など数世紀にわたる人類文明のあり方への問い直しも始まっています。

『2022年版PHPグローバル・リスク分析』をぜひご高覧いただき、政治と経済、そして技術が織りなすダイナミズムの中に新たな挑戦の機会を読み取るための一助にしていただければ幸いです。

Global Risks 2022

1. 習近平の皇帝化がもたらす「中国の悪夢」
2. 米中戦略的モラトリアムで不安定化する北東アジア
3. 宇宙地政学時代到来で劇的に環境変化する宇宙開発
4. グリーンシフトで深まる世界の亀裂
5. 米中の「困難な軟着陸」が世界市場混乱の引き金に
6. Divided States of Americaが妨げるバイデン中庸路線
7. 独仏枢軸の変容で流動化する欧州政治
8. 独裁国家の恫喝手段としての「移民・難民の兵器化」
9. 国家意思が働くサイバー戦の日常化
10. 地政学的な不確実性が増す中で高まるロシアの存在感

【『2022年版PHPグローバル・リスク分析』全文(PDF)はこちら】
https://thinktank.php.co.jp/policy/7210/

2022年版PHPグローバル・リスク分析 代表執筆者

畔蒜泰助(笹川平和財団主任研究員)
飯田将史(防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室長)
池内 恵(東京大学先端科学技術研究センター教授)
大場紀章(エネルギーアナリスト / ポスト石油戦略研究所代表)
金子将史(政策シンクタンクPHP総研代表・研究主幹)
白坂成功(慶應義塾大学大学院SDM研究科教授)
菅原 出(国際政治アナリスト / グローバルリスク・アドバイザリー代表)
田島弘一(株式会社日本格付研究所調査室長)
中島精也(福井県立大学客員教授)
名和利男(サイバーディフェンス研究所専務理事・上級分析官)
馬渕治好(ブーケ・ド・フルーレット代表)
保井俊之(広島県立叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学部長・教授)

PHP総研グローバル・リスク分析プロジェクト

PHP総研グローバル・リスク分析プロジェクトは、国際政治、地域情勢、国際金融、国際経済、エネルギー、サイバーなど様々な分野の専門家が、日本が注視すべきグローバルなリスクについて集中的な検討を行い、日本に影響するグローバルなリスク要因を検討した結果を年末に公表するプロジェクトです。第1回の2012年版以来、回を重ね、2022年版で11回目のレポート発刊になります。

政策シンクタンクPHP総研について

「政策シンクタンクPHP総研」は、松下幸之助が設立した株式会社PHP研究所(京都市南区、代表取締役社長 瀬津 要)の政策シンクタンクです。

https://thinktank.php.co.jp