アルコール依存者役のニコラス・ケイジ、迫真の演技でアカデミー主演男優賞を受賞 「リービング・ラスベガス」 6月5日(土)よる7時~BS12 トゥエルビで放送

全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は6月5日(土)よる7時より『リービング・ラスベガス』(1995年・米)を放送します。

© 1995 INITIAL PRODUCTIONS. All Rights Reserved.
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1.映画「リービング・ラスベガス」

眠らない街ラスベガスを舞台に、アルコール依存症の脚本家と娼婦の、人生に疲れ果てたふたりが織りなす切ないラブストーリー。難役に挑んだニコラス・ケイジは本作でアカデミー主演男優賞を受賞。スティング、ドン・ヘンリーら大物アーティストの音楽がけだるいラスベガスの夜に彩りを添える。(英語・日本語字幕)

■監督:マイク・フィギス
■出演:ニコラス・ケイジ、エリザベス・シュー ほか
■コピーライト:© 1995 INITIAL PRODUCTIONS. All Rights Reserved.

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2.みどころ(映画評論家・立花 珠樹 氏)

■孤独な男女の極限の愛 
 マイク・フィギス監督『リービング・ラスベガス』は、絶望的な状況に置かれた男女の愛を描いた作品だ。人間の弱さや残酷さを嫌というほど見せつけられるが、後味は悪くない。むしろ、清らかで優しい気持ちになる。そこが、この作品の魅力だろう。
 ベン(ニコラス・ケイジ)は、ハリウッドの映画会社に雇われている脚本家。ひどいアルコール依存症で家庭も仕事も失ってしまい「酒を飲み続けて死ぬ」と心を決めて、ラスベガスにやってくる。そして、サディスティックなヒモ(ジュリアン・サンズ)に痛めつけられながら、毎夜客を取っている娼婦のサラ(エリザベス・シュー)に出会う。
 米アカデミー賞主演男優賞を受賞したケイジの演技がすさまじい。決して悪人ではないが、性格に弱さがあり、アルコールを飲むと自分をコントロールできなくなる男を、リアルに表現している。ウオツカやバーボンをあおるように飲むシーンは、目を覆いたくなるほどだ。シューも、偶然出会ったベンの優しさに触れ、心を開いていく孤独な女性を好演している。
 スティングが歌うジャズの名曲「エンジェル・アイズ」や「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」をはじめ、全編を流れる甘くけだるい音楽が、重苦しさを和らげてくれる。
 原作は、映画公開の1年前に34歳で自殺した脚本家ジョン・オブライエンの自叙伝的な小説。シェリル・クロウのヒット曲「Leaving Las Vegas」(さらばラスベガス)のタイトルも、この小説から来ている。
 ところで、この2月、ケイジが日本人女性と結婚したことが報じられた。これが5度目の結婚で、3度目、4度目の結婚生活の破綻には、泥酔も一つの理由として挙げられている。アカデミー賞を受賞した迫真の演技が、まさか地のままだったとは思えないが、真相はどうなのだろうか。


■BS12 トゥエルビについて■
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