米国における接着剤およびシール剤への需要、2017年に98億ポンドに

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社The Freedonia Groupが発行した報告書「Adhesives & Sealants to 2017 (米国における接着剤・封止剤市場の予測)」の販売を開始しました。

米国における接着剤およびシール剤への需要は毎年2.2%増加し、2017年には、重量にして98億ポンドに達する見込みです。これは、金額ベースで119億米ドルに相当します。この増加は、紙包装や自動車、建設といった接着剤およびシール剤の主要市場における展望が、2007年~2012年の不況から改善することによります。また、製品の組み立てにおいて、機械的な留め具などの従来の接合技術と比べ、接着剤の利用動向が高まっていることも影響します。しかし、高固体形状や接着剤およびシール剤の全体的な使用料を減らす軽量化などへシフトする動向、そして主な用途における市場の成熟と成長の停滞のため、発展には限界があります。

天然の接着剤およびシール剤は、2017年まで引き続き最大の製品タイプであり、需要総量の約4割を占めます。しかし天然製品は、ゆくゆくは成長がもっとも弱まると見られ、これは需要の大半は、市場が成熟し、成長の遅い用途である段ボールの生産で使用される、価値の低いでんぷん接着剤であるためです。もっとも成長が早いと見られるのが、反応型の接着剤およびシール剤で、価値の高い素材を使用する傾向のある生産物代替傾向や、回復しつつある製造市場がそれを後押ししています。熱溶解性接着剤も、加工のしやすさが包装市場でチャンスを増やしている一方で、揮発性有機化合物(VOC)の放出の少ないため、今後環境に優しい製品の選択肢となり続ける見通しです。

数十年間にわたって他の形態にシェアを渡していた接着剤およびシール剤は、建築分野の大幅な改善や、VOCの排出を下げるための製品の再設計などにより、平均以上に需要を増やすみこみです。乳状接着剤や分散型接着剤およびシール剤の今後の穏やかな成長は、市場の成熟や、ケースやカートンのシーリングといった主要な分野における乳状接着剤での分散型接着材との競争に起因します。しかし、現在進行中のソフトが水をベースとした形状が乳状接着剤およびシール剤を新しい市場へと浸透させる役割を担いそうです。

市場調査レポート: 米国における接着剤・封止剤市場の予測
Adhesives & Sealants to 2017
http://www.gii.co.jp/report/fd264070-adhesives-sealants.html
出版日: 2013年03月08日
発行: The Freedonia Group

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