ブレインパッド、データ活用の民主化と内製化の高速化を支えるソリューションを発表、第一弾としてデータ活用基盤「Smart Strategic Platform」(SSP)を提供開始
株式会社ブレインパッドは、新・中期経営計画(*1)において掲げる日本企業のデジタル競争力の向上および本質的なDXの実現を目指し、データ活用の民主化と内製化の高速化を支える新たなソリューションを発表いたします。
日本企業は長らく、ITの利活用の推進を外部の力に依存してきた歴史があります。2025年の崖が迫る中で、日本のIT人材不足は深刻度を増しており、多くの日本企業がDXを急ぐほど外部依存度が高まり、いざ内製化に踏み切ろうとすれば人材の採用難に苦しむという大きなジレンマを抱えています。特に、データ活用の分野においては、依然として一定の数理能力やエンジニアリングスキルが求められることも多く、採用・育成の難しさと育成期間の長期化が大きな課題となっています。
このような中で、ブレインパッドは、創業来19年間で培ったデータサイエンスとデータエンジニアリングに関するスキル・ノウハウを、ビジネス効果を創出するまでの「速さ」という価値に転換することが、産業への新たな貢献の在り方の一つと考え、この「速さ」という価値を提供するソリューションを開発しました。
このソリューションは、「データ分析やAIを活用した業務アプリケーション開発に必要な“部品”一式が定義され、PoCから実業務に至るまでの環境構築やシステム開発に多くの時間とコストをかけずとも、一定の品質で「速く」実装できる機能を提供すること」をコンセプトとしております。標準仕様のままでも利用可能であることに加え、ひと手間ふた手間を加えてさらに進化させていくことも可能な拡張性を兼ね備えている点が特徴です。
本日発表する第一弾のソリューションは、データ活用のスタート地点となるデータ
用基盤の構築を、「速く」「コスト効率よく」かつ「高セキュリティ」に実現することが可能な、データ活用基盤の新たなベーシック「Smart Strategic Platform(略称:SSP)」です。
ブレインパッドが「企業におけるデータ活用の内製化」を促進する基盤として位置づける「SSP」の詳細は、別紙をご確認ください。
ブレインパッドは、高い専門性に基づくプロフェッショナルサービスに加え、データ活用の民主化を高速化するITソリューションを今後も拡充してまいります。
●株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏のコメント
データ活用やDXの進展に向けて日本におけるIT人材不足が切実な課題となっている現状をふまえ、ブレインパッドは、既に展開中の人材育成サービスを一層強化してまいりますが、それだけでは、世に求められている課題解決のスピードには至らないとも考えています。これからは、生成AI等の日々進歩するソフトウェア技術を使いこなしながらスキル不足を補う、いわば「人間拡張」のような概念を取り入れることにより、高度な技術習得を待たずに迅速に成果を出していくことが必要となります。
このたび発表したソリューションは、料理づくりでいえば“ミールキット”のようなもので、当社の経験値を型化・メニュー化して予め下準備を整えることで、IT投資へのハードルを下げ、データ活用をより速く身近にするものです。ブレインパッドは、今後もこのコンセプトに基づくソリューションを増強し、データ活用の民主化と内製化を高速化すべく積極的に取り組んでまいります。
(*1)株式会社ブレインパッド 2023年5月12日発表「中期経営計画(2024年6月期~2026年6月期)の策定に関するお知らせ」https://ssl4.eir-parts.net/doc/3655/tdnet/2275054/00.pdf
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(別添リリース)
ブレインパッド、データ活用基盤の新たなベーシック「Smart Strategic Platform」を提供開始
ー 速く、コスト効率よく、高セキュリティに。ビジネスの成長とともに拡張するプラットフォーム ー
株式会社ブレインパッドは、データ活用基盤のシステムインテグレーション(SI)を標準化する新たなベーシック「Smart Strategic Platform(以下、SSP)」の提供を開始することを発表いたします。
「SSP」は、ブレインパッドが実現を目指す「企業におけるデータ活用の内製化」を促進する基盤として提供を開始するものです。
ブレインパッドの19年間にわたるデータ活用・分析の知見、近年のDXプロジェクト実績をもとに、データ活用基盤に求められる標準的なアーキテクチャ・セキュリティ・運用方法を取り入れることによって、従来型の基盤開発(通常のスクラッチ開発)よりも「速く」「コスト効率よく」、かつ、「高セキュリティ」なデータ活用基盤の構築を可能とします。
「SSP」は、データ活用基盤に必須とされる一定のセキュリティ要求と運用要求を満たし、シンプルかつ標準的な機能が“部品一式”としてプリセットされています。そのため、標準仕様をそのまま用いることにより、最短1週間程度でデータ活用基盤を構築することが可能となり、ビジネスインパクトを早期に創出することが可能です。
加えて、データ活用のPoCから実務運用まで同一基盤のまま拡張できるアーキテクチャーを採用しているため、ROIを保ちながら、ビジネスの加速に合わせて基盤を拡張していくことができます。
また、「SSP」はAWS、Microsoft Azure、Google Cloud のすべてで利用可能であり、お客様の環境に合わせた構築が可能です。
スピード感を持ってデータ活用を開始するための「SSP」
近年のDXブームにより、日本においても「DXの推進にはデータの分析・活用が欠かせない」との認識が浸透してきました。しかし実際は、データ活用の構想策定段階において要件が膨れ上がり、機能要件への落とし込みに負荷がかかる、開発期間が長期に及ぶなどの理由から、目標ROIを達成できる見通しが立たず、DX推進につまづくケースが多くみられます。
実践的なDX・データ活用の在り方を追求してきたブレインパッドは、データ活用のスタート地点となるデータ活用基盤の構築においては、ある程度の方針が定まった段階でクイックに環境を立ち上げたうえで、早期にビジネスインパクトを創出し、その後はビジネスの変化や拡大に合わせて機能を拡張していくことが重要であると考えています。
その一方で、企業は、データ活用基盤に対して、「高セキュリティであること」や「立ち上げ段階から十二分な機能を取り揃えること」を求める傾向にありますが、このような品質の高さは、「速く」「コスト効率よく」という要件とは相反する面があります。
ブレインパッドは、これらの要件を同時に満たすために、創業来19年間一貫して企業のデータ活用・分析を支援する中で培ってきた、データ活用基盤構築・システム開発におけるデータエンジニアリングのノウハウを標準仕様として盛り込み、「SSP」として提供を開始するに至りました。
「SSP」の特徴、導入のメリット
特徴1:クイックにデータ活用基盤の立ち上げが可能
データ活用基盤に必要な最低限の機能を備え、セキュアなインフラコード化により実装しているため、スピーディな基盤構築が可能です。
特徴2:初期構築時のコスト抑制
データ連携仕様やセキュリティポリシーをすり合わせるのみで初期投資を抑えて導入できるため、ROIの見通しを立てやすい点が利点です。
特徴3:PoCやセルフデータ活用基盤として活用
すでに社内に大規模なデータ活用基盤がある場合でも、個別のビジネス要件や特定の部署に特化したPoCに部分的に用いるなど、コンパクトなデータ活用環境として利用することが可能です。
特徴4:ビジネス加速に合わせたスケーラビリティ
PoCから実務運用まで同一基盤でシームレスに機能拡張していくことが可能です。データ活用に必要なさまざまな機能をオプションとして提供しており、ビジネスの変化に合わせてカスタマイズしやすいため、データ分析の進捗やデータ活用の効果をふまえながら段階的に基盤を拡張することができます。
特徴5:ブレインパッドならではのオプション機能
ブレインパッドの自社開発のマッチングエンジンや、データ抽出アプリケーションなどを標準搭載しており、標準的なデータ活用シナリオを実践することが可能となります。
SSPの詳細な資料はこちらよりダウンロードし、ご覧ください。
https://go.brainpad.co.jp/data_infrastructure/ssp
ご参考情報
●株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(連結、2023年3月31日現在)
従業員数:535名(連結、2023年3月31日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
お問い合わせ先
●製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
お問い合わせフォーム:https://go.pardot.com/l/391552/2017-08-18/6gqfjs
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上