養護教諭に泣いてストレス解消してもらう「涙活(るいかつ)」で、ストレスマネジメントを学ぶ研修会を「なみだ先生」こと感涙療法士の吉田英史が1月14日に千葉県四街道市で実施します。
「涙活」は、意識的に涙を流すことで心身を整え、ストレス解消を図る活動です。そのような「涙活」の研修を四街道市養護教諭研修会主催で実施します。
通称「なみだ先生」として、企業・自治体・教育機関・医療機関・福祉施設向けの「涙活」(るいかつ)研修などを手がけている、感涙療法士の吉田英史は、2025年1月14日(火)に千葉県四街道市の四街道市役所第二庁舎で涙の効能やストレス解消になる泣き方の講義、泣ける映像などを通じて参加者には実際その場で涙活も体験してもらい泣きやすい体質に変えていく研修を開催します。
■教職員のストレスマネジメントに涙活を
教職員が過度のストレス等により、心の病(精神疾患)で休職等に陥るメンタルヘルスの問題が学校現場で重く受けとめられており、文部科学省の「教職員のメンタルヘルス対策検討会議」は、平成25年に『教職員のメンタルヘルス対策について( 最終まとめ )』を発表し、予防的取組みと復職支援に関わる具体的な対応策を提示しました。教職員の健康問題は、従来から勤務時間の増大化等による繁忙と疲労の蓄積等への対応を中心に改善策が図られてきました。しかし、昨今の授業等の教育活動以外の事務量の増大化に加え、児童生徒の「問題行動」等に関わるいわゆる生徒指導や保護者からの苦情等への対応等で、教職員は日常的なストレス状態が続き、悪化した場合には「うつ」状態に陥って、精神疾患による病気休職となるケースが増加しています。教職員のストレスマネジメントの一つの方法として「涙活」を提示します。
■ストレス社会で注目される泣く活動「涙活(るいかつ)」について
恋愛映画やドラマを鑑賞し、思いっきり泣いた後、「なんとなく心がスッキリし、明るい気持ちになれた」という人は、多いのではないでしょうか。
「涙活」とは、意識的に涙を流すことでストレスを解消する方法です。人は、2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が交感神経(=緊張や興奮を促す神経)から副交感神経が優位な状態(=脳がリラックスした状態)へとスイッチが切り替わります。また泣くことで脳が癒され、たまったストレスをスッキリ解消することができるだけでなく、心の混乱や怒りがしずまり、敵意が軽減することが研究で明らかになっています。なおタマネギを切った際に出る“角膜保護の涙”や目を潤すための“基礎分泌の涙”では意味がありません。ストレス解消に効果があるのは、悲しみや感動などによる“情動の涙”。人間にしか流すことのできない涙と言われます。
また涙は一粒流しただけで一週間、ストレス軽減状態が続くという研究結果があります。ストレスホルモン「コルチゾール」の数値の上昇が一週間抑えこまれたという実験結果が出ています(※個人差あり)。つまり、1週間に1回泣くことでストレスフリーな生活が送れるのです。
日頃、“泣いてはいけない”と感情を押さえ込んでいる人が多いなか、「涙活」研修では、「なみだ先生」が“泣いてはいけない”という思い込みを取り去ってくれるので、遠慮なく誰もが号泣できる、またとない好機です。思いっきり泣くことでスッキリとストレスを解消する機会につなげていけるよう願っています。
■自分だけの泣きツボを見つけ、泣きやすい体質づくりを可能に
研修では実際に涙を流してもらうことで、「涙活」を体験できる機会やノウハウを提供。泣きやすくするには、自分の「泣きのツボ」を知っているとよいでしょう。「泣きのツボ」は人によってそれぞれ異なります。人が何かに共感して泣くとき、その対象に自分の人生経験を投影して重なる部分で涙を流します。歩んでいる人生、皆さんそれぞれ異なるように、「泣きのツボ」も異なります。
「家族愛」、「動物愛」、「スポーツ系」、「自己犠牲モノ」、「子どもの成長系」、「ラブストーリー」、あるいは大自然の風景に涙する人もいます。家族モノ一つとっても、父と息子モノ、父と娘モノ、母と息子モノ、母と娘モノ、おじいちゃんモノ、おばあちゃんモノ等、泣きのツボは多岐にわたります。「泣きのツボ」はその人の根幹部分であり、成育歴や現在のその人の生活環境に影響を受けてつくられます。
研修では映像鑑賞や泣ける話創作ワークショップを通じて、自分だけの泣きのツボを見つけ、泣きやすい体質になれるコツを体得してもらいます。さらに家で簡単に実践できる「涙活」の方法についても伝授。「涙活」による感じ方の変化を参加者で共有します。
■涙活研修概要
日時:
2025年1月14日(火)14:00〜15:30
会場:
四街道市役所第二庁舎(千葉県四街道市鹿渡2001番地10)
主催:
四街道市養護教諭研修会
内容:
①涙の効能についての講義
なぜ泣くとストレス解消になるのかの仕組みを医学的エビデンスに基づいて解説します。
【ポイント】講義で「泣いてはいけない」という思い込みを外し泣きやすくします。
②感涙動画上映、絵本の読み聞かせ、手紙文の朗読
さまざまなジャンルの泣ける題材を使って参加者に涙を流してもらいます。
【ポイント】ジャンルは、家族モノ、恋愛モノ、友情モノ、動物モノ、アスリートモノと多彩。あらゆる角度から参加者の泣きのツボを刺激します。
③泣ける話創作ワーク(なみだ作文)
参加者に「○○への感謝の手紙」と題して泣ける話を書いて発表してもらいます。
【ポイント】泣ける話を書くことで自分の泣きのツボと向き合い、自己内省しながら涙を流せます。
④「一枚の写真で泣こう」ワーク
参加者に一枚の写真を静かに三分間みてもらいます。
【ポイント】参加者それぞれが自由な解釈ができるので、カスタマイズされたストーリーで泣くことができます。
⑤「泣き言セラピー」ワーク
参加者に泣き言(弱音、愚痴、ストレス)を書き出して(吐き出して)もらいます。
【ポイント】胸の内にあるストレスを言葉にすることでモヤモヤが整理されスッキリします。
⑥涙友タイム
涙活体験の気づきや感想、「どこで涙が出たのか、なぜ涙が出たのか」の話を参加者同士で共有します。
【ポイント】他人の泣いた理由を聞くことで自分の泣きのツボが刺激され、新たな自分の泣きのツボを見つける契機を得られます。
過去に実施した教職員向け涙活研修
■教育関連のメディア出演
・泣きのツボ見つけストレス解消(2020/10/19『週刊教育資料』)
http://www.kyoiku-shiryo.co.jp/archives/2205
・「涙の授業」で共感力と自己肯定感を(2020/11/20『月刊日本教育』)
http://www.tearsteacher.com/nihonkyouiku.png
・ストレス解消に「涙活」を 養護教諭が「泣くこと」学ぶ(2019/7/25 『教育新聞』)
https://www.kyobun.co.jp/news/20190726_06/
・「涙活」で共感する力を育てる(2017/7/17『週刊教育資料』)
http://www.tearsteacher.com/tyouryuu.html
・【映像】涙活でストレス解消 (2019/12/2『ちたまるNavi』知多市教育委員会)
■講師・吉田英史(よしだひでふみ)プロフィール
1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と共に創設。感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という“泣ける”カフェや『鎌倉涙活ツアー』という“泣ける”ツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。他には2ヶ月に1回、感涙療法士認定講座を有田氏と実施。現在320人の感涙療法士が日本各地で活躍している。
元高校教師(英語科・情報科教員免許)スクールカウンセラー(公認心理師)、通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 (るいかつりょく)』(玄文社)
▼ なみだ先生HP:https://www.tearsteacher.com/
▼ 涙活HP:https://www.ruikatsu.net/
▼ 感涙療法士認定講座HP:https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi
▼ 涙と旅カフェ あかね HP : https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe
▼ 鎌倉涙活ツアーHP:https://www.ruikatsu.net/kamakuraruikatsu
現在次の新聞で毎週1回12回に渡って「なみだ先生の涙活のすすめ」と題して連載中。
掲載紙:
・埼玉新聞
・静岡新聞
・新潟日報
・中国新聞
・下野新聞
・佐賀新聞
・福井新聞
・日本海新聞
・山陰中央新報
・沖縄タイムス
・北日本新聞
・山梨日日新聞
・京都新聞
・長崎新聞
・信濃毎日新聞
【涙活 参考WEB記事】
・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
https://kamakura.keizai.biz/headline/487/
・「40代以上の男性を泣かせたい」 都内開催の“涙活セミナー”に記者が参加、会場で見た意外な光景とは?(2021年7月21日『アーバンライフメトロ』)
https://urbanlife.tokyo/post/62034/
・自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう (2020年2月18日『THE21オンライン』 メンタルヘルス特集)
https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/7329
・泣くほどストレスに強くなる?「涙活」の魅力(2019年7月15日『商業界ONLINE』 サッポロビール社で社員に向けて涙活セミナー)
https://news.line.me/issue/oa-shogyokaionline/13430eac00d8
・30年泣いていなくても3秒で泣く方法教えます(2021年6月4日 『PRESIDENT 【プレジデント】』)
https://bit.ly/3TiszIr
・気軽に泣けるカフェとは? - “泣きの専門家”がはじめた優しい空間 (2019年3月27日『マイナビ』)
https://news.mynavi.jp/article/20190327-792105/
【涙活 参考YouTube映像】
・ 『テレビ大阪ニュース』 泣いてストレス解消「涙活」 涙なしには見れない映像も
・ 『イギリス国営放送BBC』 日本社会は泣きづらい? 心と身体を癒す「涙活」
・ 『ニューヨークタイムズ』なみだ先生「あなたが最後に泣いたのはいつですか。」
・ 『関西テレビNEWS』 「涙活」から「泣くロボット」まで コロナ禍で再注目の「涙」 ストレス解消にとどまらないその“効能”とは
・ 『フィリピン国営放送』涙活ドキュメンタリー