パワーマットが、産業用、超小型モビリティ、ロボット、医療および通信システムへの導入コストを削減するための 600W ワイヤレス給電プラットフォームを発表

堅牢な産業用装置、電動自転車、電動スクーター、ゴルフカート、ロボット、その他の中出力デバイス向けに 最適化された新しい 600W ワイヤレス給電システムが、OEM 向けの完全なリファレンス設計を提供する パワーマット独自のライセンスモデルにより100ドル未満で利用可能になりました

ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:岸本 賢和、略称J21)は、6月22日より、パワーマット社[Powermat Technologies 本社:イスラエル ペタ・チクヴァ、CEO:クフィール・アブハツィラ (Kfir Abuhatzira)]が、同社のSmartInductive™ 誘導/共振のハイブリッド型ワイヤレス給電技術に基づいて開発した、次世代ワイヤレス給電プラットフォーム製品である PMT350 600Wの提供を開始します。パワーマット社の革新的な既存の 40W、200W、300W プラットフォームに基づいて構築された、強力な新しい 600W プラットフォームは、中出力電力の電動自転車、電動スクーター、ゴルフカート等のマイクロモビリティ、ロボット、医療、および通信アプリケーション用途に最適化されています。同社は、2023 年 6月20~22日に米国カリフォルニア州サンタクララで開催されるセンサーズコンバージ(Sensor Converge)会場内の展示ブース番号#805で新プラットフォームのデモンストレーションを実施します。

充電ケーブルを不要とし、パワーマット社のワイヤレス給電技術に置き換えることで、正確な位置合わせやドッキングの制限のない自律的で効率的なシステムが構築され、メンテナンスとケーブル充電に必要なダウンタイムを低減し、総所有コスト(TCO)を削減できます。

パワーマットは、OEMが産業用およびその他の中電力アプリケーション向けにケーブル不要のワイヤレス給電システムをより手頃な価格で開発できるように、次世代600W ワイヤレス給電プラットフォームを開発しました。 OEMのシステムコストを下げるために、独自のライセンスモデルと、量産準備ができている最適化されたリファレンス設計の2つを提供します。PMT350ライセンスで提供される100ドル未満のリファレンス設計には、OEMの設備投資を10分の1に低減でき、eBOM、回路図、統合サポート、システムの事前認証などすべて製品ファイルが含まれています。

「インダストリー4.0向けに設計開発された業界初の手頃な価格のワイヤレス給電システムの提供は、導入コストが高い、堅牢な産業用システムにとって、大きな変革をもたらします」と、パワーマット社CEOのクフィール・アブハツィラ(Kfir Abuhatzira)氏は述べています。「産業機器は頻繁に振動したり移動したりするため、このような環境で破損したり外れたりする可能性がある充電ケーブルをワイヤレス給電技術に置き換えることで、メンテナンスとケーブル充電の両方にかかる高価なダウンタイムがなくなり、総所有コストも削減可能です。」

新しい高性能PMT350 プラットフォームは、最大58Vの入出力電圧と最大12.5Aの電流で、合計600Wの電力を供給します。低電力アプリケーションでも動作し、600W以上を必要とするアプリケーション向けに複数のモジュール構成もできます。

パワーマット社のSmartInductiveワイヤレス給電技術は、最大限の手頃な価格を実現するためにCOTSハードウェアに実装された組み込みソフトウェアを備えています。送電器Txは、エネルギーを受電器Rxにワイヤレスで送電し、受電器がエネルギーを電力に変換して、デバイスに直接電力を供給し、バッテリーを充電します。SmartInductiveは、短距離の誘導/共振のハイブリッド型ワイヤレス給電技術の長所を組み合わせて、正確な配置制限を排除し、最大8インチ(約20cm)までのTx送電コイルとRx受電コイル間の位置合わせの自由度を提供します。SmartInductiveは、8インチの壁や窓を貫通でき、電力伝送に加えコイル間でデータを伝送してエッジデバイスを制御することもできます。

パワーマットの既存40W、200W、および 300Wプラットフォームの導入済事例には、次のものがあります。
 •スマートフォン向けワイヤレス充電器を28車種に搭載。
 •ピボタルコムウェア社と開発したEcho 5Gなどの5G中継器導入を容易にする、壁越し/窓越しワイヤレス充電。    ワイヤレス充電器は、家屋や建物内部に接続され、5Gシステムは屋外に接続、消費者向けにシンプルな充電器を開発。設置システムにより、高価な技術者訪問と壁貫通ケーブル配線工事が不要になった。
 •充電ケーブルを不要とし、正確なドッキング要件を実現する掃除機やプール用掃除機などの自律型家庭用ロボット。パワーマット技術(近日発表予定)により、新しいプール清掃ロボットの水中充電が可能になる。

パワーキャスト社(Powercast:展示ブース番号#840)は、最近発表された両社のパートナーシップに基づき、パワーマットの新しいPMT350 600Wプラットフォームを使用した中出力ワイヤレス給電システムの製品化を希望されるお客様をサポートします。 両社は、今週米国カリフォルニア州サンタクララで開催される Sensors Converge会場で、ワイヤレス給電の全スペクトルをカバーするワンストップショップを構築する提携について話し合う予定です。

■Powermat Technologies(パワーマット社)について

パワーマット社は、IoT、テレコム(5G)、自動車、ロボット工学、家電製品、医療機器、および産業用アプリケーション向けに、Qi認定の高度な独自のワイヤレス充電プラットフォームを提供します。同社のワイヤレス給電プラットフォームとIPライセンスプログラムにより、グローバル企業は高度なワイヤレス給電技術を製品に組み込み、独自のユースケースに合わせてソリューションをカスタマイズできます。サムスン、LG、ゼネラルモーターズ、フレックス、ハーマンインターナショナル、京セラなどのグローバルマーケットリーダーがパワーマットの技術を採用しており、そのソリューションは世界中で8億台を超えるスマートフォン、4,000万台の組み込みアクセサリ、800万台の自動車に搭載されています。
URL: https://powermat.com  (本国サイト)
URL: https://powermat.japan21.co.jp  (日本語サイト)

■ジャパン・トゥエンティワン株式会社について

1992年9月に創業し、”イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、プログラミング学習サービス「コードモンキー」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® NOW」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。
URL: https://www.japan21.co.jp

■お問い合わせ先
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京都渋谷区神宮前6-19-13
TEL: 03-6775-7450
Email: powermat@japan21.co.jp 
URL: https://www.japan21.co.jp 

※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
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