司書・保育士もハマった読み聞かせ食育絵本 「おいしいもり」シリーズ最新刊『バナナくん』発売
仲間と協力して敵のコバエに立ち向かうお話
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は6月10日に『バナナくん』(さとうめぐみ作・絵/1540円)を発売します。本書は、子どもたちが果物や野菜の特徴をお話の中で楽しみながら学べる「食育」えほんとして、学校・図書館司書や保育士からも評価が高い「おいしいもり」シリーズの最新刊です。今回の主人公は、日本人の好きな果物10年連続1位である「バナナ」の男の子です。6月は「食育月間」ということもあり、この絵本で「食」について楽しく学べます。
「おいしいもり」シリーズとは
「おいしいもり」シリーズは、主人公の果物が、野菜たちと力をあわせてピンチに立ち向かうお話です。シリーズ第一弾『レモンちゃん』は、「すっぱいから」と果物から仲間外れにされ、「ごはんのおかずにならない」と野菜仲間にもそっぽを向かれたレモンの女の子が、ワサビやショウガ、ゆずなどが結成する「やくみレンジャー」に加わって大活躍。果物や野菜を困らせる、臭いや油の妖怪たちをやっつけて、森の平和を守るという展開が好評で、シリーズ化が決定しました。以降、『いちごちゃん』『ぶどうくん』など、第5弾まで刊行されています。
教育関係者もハマるストーリー展開
「おいしいもり」シリーズでは、モチーフとなった果物や野菜の“味”や“傷みやすさ”から、著者が創造したキャラクターたちの“泣き虫”や“やんちゃ”な性格まで、それぞれの“個性”を大事にしています。お話の中で、その個性ゆえに事件が起きるのですが、「個性を否定せず、それを生かした形でお話が終わるように」と決めています。絵柄のかわいさをきっかけに作品を手にとった大人の中にも、野菜の個性でたたかう「やくみレンジャー」登場のギャップにハマる人が続出。編集部に寄せられる感想には、「やられちゃうかも!という危機感から助かる展開は子ども達は大好き!」(保育士)、「読み聞かせの鉄板シリーズ!」(小学校司書)といった教育関係者からの声も目立ちます。
いままでにない「バナナ」絵本をつくりたい
「おいしいもり」シリーズはこれまで、いちごやもも、ぶどうなど子どもたちに人気の高い、身近な果物を題材にしてきました。最新刊は、第6弾にして「バナナ」が主人公に。これまでも新刊の候補としてあがってはいましたが、物語のカギとなる“果物の特徴”を、「皮を踏むと滑りやすい」「時間が経つと黒くなる」といったありきたりのものではなく、今までにないものにしたいという思いがあった、と編集者は語ります。打ち合わせを重ね、『バナナくん』では、どの家庭でも一度は悩まされた経験があるであろう、バナナを数日放置していたら、その匂いにコバエが寄ってきていた……という「あるある」を題材にすることに決めました。
『バナナくん』について
著者
さとうめぐみ
東京都生まれ。東京藝術大学大学院修了。動物をモチーフに、日本画表現による発表と絵本創作を続けている。『まじょのほうき』(ハッピーオウル社)で第4回ようちえん絵本大賞受賞、『おべんとう』(ひかりのくに)で第9回MOE絵本屋さん大賞2016パパママ賞受賞。
書誌情報
タイトル:バナナくん
著者:さとうめぐみ
定価:1540円(10%税込)
発売日:2022年6月10日
判型:A4判変型
対象:4~5歳から
ページ数:32頁
ISBN:978-4-569-88055-6
発行:株式会社PHP研究所
シリーズ既刊
タイトル:レモンちゃん
発売日:2017年10月31日
判型:A4判変型上製
ISBN:978-4-569-78712-1
価格:1430円(10%税込)
タイトル:いちごちゃん
発売日:2018年12月6日
判型:A4判変型上製
ISBN:978-4-569-78828-9
価格:1430円(10%税込)
タイトル:ももちゃん
発売日:2019年11月18日
判型:A4判変型上製
ISBN:978-4-569-78901-9
価格:1430円(10%税込)
タイトル:りんごちゃん
発売日:2020年8月4日
判型:A4判変型上製
ISBN:978-4-569-78943-9
価格:1540円(10%税込)
タイトル:ぶどうくん
発売日:2021年6月29日
判型:A4判変型上製
ISBN:978-4-569-88001-3
価格:1540円(10%税込)