タンザニアさくら女子中学校から2名が来日 約3か月間滞在し、日本の生活を体験

 昭和女子大学(学長 金尾朗:東京都世田谷区)現代ビジネス研究所認定「タンザニア女子中学校支援プロジェクト」で支援している女子生徒2名が10日、タンザニアから来日しました。来年3月上旬まで、本学附属校で学びながら生活を通じて文化を体験します。

 「タンザニア女子中学校支援プロジェクト」に参加しているのはビジネスデザイン学科、心理学科、歴史文化学科などの1年~4年生、約20名。タンザニアにおける女子教育の実情やジェンダー格差について学ぶとともに、生徒への学費・寮費等の支援活動や文化交流を行っています。これまでオンラインで日本語教室を開催したり、タンザニアの女性たちが作ったポーチや小物類などを学園祭や地元マルシェで販売し売上を寄付してきました。今年3月にはプロジェクトメンバーの学生たちが現地を訪問し、日本文化や女性のエンパワーメントに関する特別授業を行い交流を深めました。来日した2名の生徒の滞在中にも日本の魅力を伝えられるような企画を計画しています。

 留学生2名は、Form4(中学4年生)を卒業したばかりで、高校入学までの数か月間を活用して来日しました。本学附属校の生徒宅にホームステイし生活を共にしながら、5年生(高校2年生)のクラスに入り授業を受けるとともに、滞在中に日本の生活や文化についても理解を深めます。

 今回の来日・滞在にかかる費用は坂東眞理子基金「Mariko Bando Sakura Fellowship」から給付されます。

留学生と坂東眞理子総長

◆ タンザニアさくら女子中学校(Sakura Girls Secondary School)

2016年、日本の市民の協力によりキリマンジャロの麓に設立された全寮制の女子校で、一般社団法人キリマンジャロの会と現地NGO団体 Sakura Vision Tanzania が共同運営しています。昭和女子大学では現代ビジネス研究所認定プロジェクトとしてキリマンジャロの会、グローバル・プロフェッショナル・サービス企業群であるマーシュ・マクレナンと連携して活動しています。卒業生の日本の大学への進学を支援するため、高校過程(2年制)の設置を目指しています。

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