大阪狭山市ふるさと応援寄附金の返礼品でがんの早期発見を 「PET/CTがん検診コース」が受診できるチケットを提供

2020-08-05 14:00
「PET/CTがん検診」イメージ

近畿大学病院(大阪府大阪狭山市、病院長:東田 有智)は、大阪狭山市(市長:古川 照人)のふるさと応援寄附金制度の返礼品として、近畿大学病院の「PET/CTがん検診コース」が受診できるチケットを令和2年(2020年)8月7日(金)から提供し、予防医療の啓発、検診の普及をめざします。

【本件のポイント】
●大阪狭山市ふるさと応援寄附金制度の返礼品に近畿大学病院の「PET/CTがん検診コース」が登場
●約2時間半の負担の少ない検査で全身の微小ながんも早期発見が可能に
●健康促進の一環として、予防医療の啓発、検診の普及をめざす

【本件の内容】
がんは、日本人の2人に1人が罹患する可能性があり、3人に1人は死亡するリスクがあると言われています。しかし、近年の医療の発展により、早期発見・早期治療すれば治癒する確率が高い病気になってきています。PET検査は一度に全身のがんを調べることができるため、他のがん検診と比べてがんの検出率が高いと言われており、特にCT検査と一体化した「PET/CT検査」では、正確にがんの病変部位を特定できるため、発見率が格段に上昇し、より精度の高い診断が可能となります。
この度、大阪狭山市ふるさと応援寄附金制度を用いることで、近畿大学病院の「PET/CTがん検診コース」を利用できることになりました。健康を守るためには、まずはご自身のからだに向き合い、体の状態を知ることが大切です。この制度を提供することで予防医療の啓発、検診の普及をめざします。

【実施概要】
開始日 :令和2年(2020年)8月7日(金)
内  容:
大阪狭山市ふるさと応援寄附金制度を用いて20万円の寄附をしていただいた方に、近畿大学病院で利用できるPET/CTがん検診コースのチケットを送付します。
全身(頭頂~大腿近位部)のがんに対するPET/CT検査、血液検査、生化学検査、腫瘍マーカーを実施し、検査終了の約2週間後に結果報告書を郵送します。
※ ふるさと納税制度の趣旨を踏まえ、対象は大阪狭山市外にお住まいの方に限定
※ ご来院時には事前にご記入いただいた問診票をご持参いただき、マスクの着用をお願いするなど、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しています。
申込方法:
大阪狭山市ホームページから
http://www.city.osakasayama.osaka.jp/sosiki/seisakusuisinbu/kikakugurupu/hurusatoouenkifukin/1410335605241.html
問合せ先:大阪狭山市役所 政策推進部 企画グループ
     TEL(072)366-0011(内線226)
     Email:kikaku@city.osakasayama.osaka.jp

【PET/CT検査】
PET(Positron Emission Tomography:陽電子放出断層撮影)と、CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)の特徴を融合させた最先端の検査です。
がん細胞は人間の細胞と同様にブドウ糖をエネルギー源としますが、がん細胞は成長が早いため、正常細胞と比べて3~8倍程度のブドウ糖を消費します。PET検査はこの原理を利用した検査で、FDGというブドウ糖に近い成分の薬剤を体内に注射することで、がん細胞に取り込まれたFDGから放出される放射線をPETカメラが検出し、どこにがん細胞があるか、活動状態などを特定することができます。また、CTは臓器の形やがんの形などをはっきりと映し出すことができます。PETとCTから得た情報を同時に取り込むことで、精度の高い診断を行うことが可能となっています。

<近畿大学高度先端総合医療センターPET分子イメージング部>
近畿大学高度先端総合医療センターは、平成17年(2005年)に南大阪エリアで初のPET施設として近畿大学病院内に設立されました。PET分子イメージングでは最新のPET/CT装置を使用して、高度な専門知識を有する薬剤師、核医学専門技師、PET認定看護師、核医学専門医、PET核医学認定医、放射線診断専門医らによって検査・診療が行われます。また、万が一異常が見つかれば、近畿大学病院の各専門診療科の専門医にPETデータとともに直接紹介、もしくは、かかりつけ医に紹介できるよう体制を整えており、スムーズに治療を受けていただくことが可能です。

【大阪狭山市ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)制度】
大阪狭山市では、ふるさとに貢献したい、応援したいという思いを生かせるよう、平成20年(2008年)4月の地方税法の改正により「ふるさと納税制度」が実施されています。これまでも寄附金を募っていましたが、平成29年(2017年)7月10日から「大阪狭山市ふるさと応援寄附金」として制度をリニューアルし、コンビニ決済など納付方法の拡大をはじめ、市の特産品を生かした産業振興や地域振興とあわせ、市の魅力情報を広く発信していくため、自慢の商品「さやまのええもん」やサービスを返礼品として活用し、ご寄附いただいた方に感謝の意を表してお送りしています。

【関連リンク】
近畿大学病院
https://www.med.kindai.ac.jp/

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