【名城大学】本学がJA尾張中央と産学連携に関する包括協定を締結
健康・食・農をつなぐ地域農業の振興や地域社会の発展に貢献していくことを目指す
本学は4月3日、JA尾張中央(尾張中央農業協同組合、本店・愛知県小牧市、長谷川浩敏組合長)と産学連携に関する包括協定を締結しました。今後、相互に幅広く協力し、健康・食・農をつなぐ地域農業の振興に寄与するとともに、地域の活性化や地域に貢献できる人材の育成を通して、地域社会の発展に貢献していくことを目指します。
小原学長「さまざまな分野でこの協定が実を結ぶことを願います」
本学と小牧市、春日井市、豊山町を管轄とするJA尾張中央はこれまでに、本学とすでに連携協定を締結している中部電力株式会社を通して、農学部が附属農場(春日井市)での農業分野研修会や附属農場教員との意見交換会を実施したり、経営学部がJA尾張中央の産直店舗の活性化という課題解決にアイデアを提言したりしてきました。
包括的な連携協定は、こうした実績を踏まえて今後、さらに地域の活性化や人材育成などに協働し取り組んでいく目的で締結することになり、天白キャンパスの本部棟でこの日、本学からは小原章裕学長と田中武憲社会連携センター長(経営学部教授)、JA側は本学OBでもある長谷川組合長(1979年商学部卒)と稲垣武麿専務理事、野村政之常務理事が出席して締結式が行われました。
式では、長谷川組合長と小原学長が協定書に署名し、長谷川組合長が「地域農業を取り巻く情勢は大変厳しいが、連携を深めることで自ら解決策を検討していきたい。また、学生の皆さんには現場を知ってもらう経験をしてもらえれば」とあいさつ。小原学長も「農産物の生産性アップや品質の向上など、さまざまな分野でこの協定が実を結ぶことを願います」と期待を寄せました。
「学生の皆さんには現場を知る経験をしてもらえれば」と長谷川組合長
協定では、協力事項として①地域農業の振興と地域貢献に関する事項②地域食材、食文化に関する事項③地域の活性化及びまちづくりの推進に関する事項④地域に貢献できる人材の育成に関する事項-などを挙げています。具体的には、新商品のブランディングや新たな果物加工品の提案など、JA尾張中央管内の地域の農業に関する課題を解決する教育プログラムやフィールドワークを伴う教育研究などを新たに取り組むことを検討しています。