石膏ボード市場- 成長、動向、および予測（2023年-2028年）
株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「石膏ボード市場- 成長、動向、および予測（2023年-2028年）」（Mordor Intelligence Pvt Ltd）の販売を6月9日より開始しました。
予測期間中、世界の石膏ボード市場は5%以上のCAGRで成長すると予想されます。
COVID-19の発生は、建設業界の成長鈍化により、2020年の石膏ボード市場の成長に影響を与えました。社会の比較的多くの人々の所得が影響を受けたため、お金の流動性に悪影響を及ぼし、それが建設業界の業績に悪影響を及ぼしました。また、原材料や労働者の入手に関する問題も、2020年の建設を減速させた最大の要因のひとつです。しかし、パンデミック後の建築プロジェクトの増加により、石膏ボードを求める人が増えました。
主なハイライト
石膏ボード業界の成長の大部分は、住宅建設の増加と耐火性の高い建材の必要性に起因しています。
住宅のエンドユーザーの認識不足と、廃石膏ボードを処分する場所の不足が、市場の成長を鈍らせると思われます。
今後は、新しい軽量石膏ボードが市場成長のきっかけになると予想されます。
アジア太平洋が石膏ボードの最大市場であったのは、中国、インド、インドネシアといった新興国の建築産業が急速に成長していたためです。
石膏ボードの市場動向
住宅建設による需要の増加
中間層の人数が増え、彼らの可処分所得も上がっています。そのため、中間層の住宅市場が拡大し、今後数年間は石膏ボードの使用量が増加すると考えられています。
需要が増えたとはいえ、世界ではまだ住宅が大きく不足しています。このため、投資家やデベロッパーは、さまざまな建築方法を使い、開発を進めるために新しいパートナーシップを結ぶ大きなチャンスに恵まれています。
アジア太平洋地域が最も成長すると予想されるのは、中国とインドの住宅建設市場が拡大しているためです。中国、インド、東南アジア諸国は、アジア太平洋地域で最大のローコスト住宅建設セグメントを担当しています。
2021年、中国における住宅用不動産新築の床面積は約1兆4,600億平方メートルに達するでしょう。2021年に中国で完成した建設物のうち、住宅が最大のシェアを占めています。完成した床面積のほぼ67％が、住宅用に指定された建物に属しています。
さらに米国では、建設を終えた民間の一戸建て住宅は、2020年1月の94万2,000戸に対し、2021年1月には100万戸を超えていました。さらに、建築許可によって許可された民間所有の住宅は、2022年12月に季節調整済み年率で133万戸となりました。これは、11月の改定値である135万戸を1.6％、2021年12月の190万戸を29.9％下回っています。
インドでは、政府が「2022年までにすべての人に住宅を」というプロジェクトを開始し、予測期間を通じて同国の低価格住宅建設分野を絶大に牽引することが期待されています。
中間層の人口増加や住宅建設、政府の取り組みや投資により、予測期間中、すべての地域の住宅セクターにおける石膏ボードの需要は増加すると予想されます。
アジア太平洋地域が市場を独占する
アジア太平洋地域では、中国がGDPで最大の経済大国となっています。同国の成長率は依然として高いが、高齢化が進み、投資から消費、製造からサービス、外需から内需へと経済のリバランスが進んでいるため、成長率は徐々に低下しています。
中国の建設業が急速に成長したのは、政府が経済成長を維持するためにインフラへの投資を推し進めたからです。2021年に中国の建設会社が新たに結んだ契約額は約34兆5,000億元（4,800億米ドル）で、全体の半分以上を占めています。
不動産市場の成長が予測できないとはいえ、中国政府は成長する産業・サービス業に対応するため、鉄道や道路のインフラ整備に力を入れてきました。ほとんどの建設会社は政府によって所有されているため、政府支出の増加が国内の建設業を助けているのです。
中国はますます都市化が進んでおり、2050年までに2億5,500万人以上の人々が都市で暮らすようになると予想されています。政府は、移住者の社会的住居の確保や大都市での都市施設の拡張を支援するために開始しました。また政府は、都市の「シャントタウン」の修復に1,620億米ドル以上を支出すると発表しています。
インドは今後数年間で、住宅に約1兆3,000億米ドルの投資を行い、その間に6,000万戸の新しい住宅が建設される見込みです。2024年までに、インドの手頃な価格の住宅数は約70％増加すると予想されています。2022年6月、タウンシップ、住宅、建設インフラ、インフラ開発プロジェクトの建設・開発におけるFDIは286億4,000万米ドルに達しました。
全体として、今回調べた市場は高い成長率が見込まれています。これは、この国や地域の建設産業が急速に成長しているためです。
無料サンプル
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/form/request/1273432
本件に関するお問い合わせ先
＜アジア最大の市場調査レポート販売代理店＞
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム：https://www.gii.co.jp/contact/
TEL：044-952-0102（9:00-18:00 土日・祝日を除く）
URL：https://www.gii.co.jp/
会社概要
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約15万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。
創立：1995年
所在地：215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容：市場調査レポート／年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート／年間契約型情報サービス：https://www.gii.co.jp/
委託調査：https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議：https://www.giievent.jp/
当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。
