ぎふ清流里山公園の茶畑で採れた茶葉で作った ぎふ和紅茶の販売開始

総合サービス企業　シダックスグループの事業子会社で、公共施設の運営や学校給食、自治体業務などを行う、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社（東京都渋谷区：代表取締役社長　山田智治）が指定管理者として受託運営する「ぎふ清流里山公園」（岐阜県美濃加茂市）は、2021年8月8日（日）に、園内の茶畑で採れた茶葉で作った「ぎふ和紅茶」の販売を開始します。併せて当日無料試飲を先着100名様に行います。

紅茶の生産と園内での販売に留まらない、2021年5月から始動した地域連携プロジェクト。茶摘み体験のほか、市内にある加茂農林高校と、園内で高級食パンを製造販売する若尾製菓との連携による紅茶を使用したスイーツの開発など、「里山の循環性」を体験的に学べるプログラムを構築します。

1、ぎふ清流里山公園での茶畑の面積は約800㎡あり、全部を紅茶にします。
2、茶の品種は「やぶきた」です。紅茶に仕上げるには難しい品種ですが、日本茶風味の紅茶に仕上がりました。
3、紅茶製造過程の「発酵」に高山市・奥飛騨温泉郷の温泉を利用しました。
4、お茶の葉は摘み取った後、放置しておくと熱を持ち葉が変色してしまいます。品質を落とさないよう、搬送中も車内で風を送りながら奥飛騨（約3時間）まで運んでいます。
5、お茶の枝（くき）部分は極力取り除いてあります。
6、茶木は当公園を拠点としている「ヤギさん除草隊（※1）」の堆肥を使用して育てています。紅茶製造は「（株）なべしま銘茶」（岐阜県高山市）が行っています。
7、パッケージ表面にある数字をグーグルマップで検索すると、公園の茶畑の位置が表示されます（数字は経度・緯度の座標値）。
　※茶畑の管理運営・茶葉生産・販売は「（有）FRUSIC（フルージック）」（美濃加茂市本郷町／代表：渡辺祥二さん）に業務委託しています

ぎふ清流里山公園の「おんさい館」において、先着100名様に「ぎふ和紅茶」の無料試飲を行います。また、当日から園内の飲食店にて、「ぎふ和紅茶」を使ったドリンクメニューの販売を開始します。

2012年に美濃加茂市と（有）FRUSICとの協力により公園の法面の除草作業にヤギを使用したことが、「ヤギさん除草隊」の始まりです。ヤギの排せつ物は土で分解され、植物の栄養にもなります。また人力で刈り取った草は焼却されますが、ヤギに食べさせることで環境保護にも役立っています。
2014年からぎふ清流里山公園の牧場に拠点を置き、牧場内の除草、堆肥の利用、ふれあい体験など、公園との連携を図っています。

園内牧場でくつろぐ草刈りヤギさん

“人と自然が共生する里山の暮らしと文化に親しむ”をコンセプトに、2018年4月8日（日）にオープン（※旧：平成記念公園「日本昭和村」）。入園は無料で、地元の特産品を集めた道の駅や温浴施設、県内のグルメが楽しめる飲食店舗、20種類もの体験が可能な施設を持つ、約107haに広がる県営公園です。

＜住所＞ 岐阜県美濃加茂市山之上町2292番地1
＜定休日＞ 無休（3月～11月）／水曜（12月～2月）
＜営業時間＞ 9：00～18:00（3月～11月）／10:00～17:00（12月～2月）
＜アクセス＞ ◇お車⇒東海環状自動車道／美濃加茂IC　降りてすぐ
　　◇交通機関⇒JR高山本線　美濃太田駅より　バスまたはタクシーで約10分

ぎふ清流里山公園　正面ゲート