樋口了一 初の主演映画公開「壁を乗り越えようと頑張った人は必ずハッピーエンドになると伝えたい」
「大学生の頃から演劇をやってきた大泉洋さんやTEAM NACSの皆さんと自分の演技を比べるのはおこがましいですが、ある意味私も仲間入りできましたかね(笑)」(樋口了一)
シンガーソングライターの樋口了一が初の主演を務めた映画「いまダンスをするのは誰だ?」の初日舞台挨拶が7日、新宿K’s cinemaにて開催され、主演の樋口了一と古新舜監督が登壇した。
映画「いまダンスをするのは誰だ?」は、仕事一筋で家庭を顧みなかった主人公がある日、40代で若年性パーキンソン病と診断されたことで出会った人たちや、「ダンス」を通じて自らの生き方を見つめ直していくストーリーで、2009年に自身もパーキンソン病と診断された樋口了一が初の演技に挑戦した。
映画公開の初日にあたり樋口は「これまでCDの発売日というもの数多く経験してきましたが、映画の初日というのはとても新鮮な気持ちです」とコメント。また、自身と同じパーキンソン病と診断される主人公を演じたことについて「歌も演技もどこか憑依する感じだったり、自分をさらけ出すという部分は共通しているなと思いました。長い撮影時間の中で、演技をするために(パーキンソン病の)薬を利かせている時間を調整することが大変でした」と語り、古新舜監督も「樋口さん自身の症状に無い部分の表現だったり、主人公をどう演じるかということを数多く話しながら撮影しました」と、撮影を振り返った。
樋口了一は、人気バラエティ番組の「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」を歌っており、同番組の出演者とも親交があるが「大学生の頃から演劇をやってきた大泉洋さんやTEAM NACSの皆さんと自分の演技を比べるのはおこがましいですが、ある意味私も仲間入りできましたかね(笑)」と、観客の笑いを誘った。
改めて今作への思いとして「私と同じ病気の方もいらっしゃいますが、そうでない方もこの映画のように人はいつでも再生することが出来ると思っています。何かの壁を乗り越えようと頑張った人のエンディングは、必ずハーピーエンドだということが伝わってくれることを願っています」と期待を込めた。
■映画「いまダンスをするのは誰だ?」
新宿K‘s cinemaにて公開中
●主演・樋口 了一
●出演・小島 のぞみ 山本 華菜乃 塩谷 瞬 IZAM 吉満 寛人 渋谷 哲平 新井 康弘
椿 鮒子 むかい 誠一 岡村 洋一 森 恵美 西田 聖志郎 澤田 拓郎 あべみほ 静 恵一
今安 琴奈 杉本 彩
●監督・脚本・原作:古新 舜(「あまのがわ」「ノー・ヴォイス」)
●企画・原案:松野 幹孝
公式サイト http://imadance.com
■樋口了一 デビュー30周年記念アルバム
「いまダンスをするのは誰だ?」発売中
TECG-25134 2,500円(税込)
<収録内容>
1.いまダンスをするのは誰だ?
2.タコ公園
3.笑う奴
4.父として
5.Return match
6.光のランナー
7.手紙〜親愛なる子供たちへ〜
8.いまダンスをするのは誰だ?(Instrumental)
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