映画は大ヒット、大河ドラマも再放送決定! 盛り上がる新選組ブームを記念して 『新選組血風録』を年末年始に無料公開
岡田准一が土方歳三を演じた映画「燃えよ剣」(10 月15日公開)がロングランヒット、三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ「新選組!」総集編が年始に再放送(2022年1月2日&3日深夜)が予定されるなど、新選組ブームが続いています。
それに合せる形で、株式会社文藝春秋コミック編集部は、『新選組血風録(一)~(三)』(原作・司馬遼太郎、作画・森秀樹)を、文春オンラインにて12月25日(土)から2022年1月10日(月)の期間限定で、3巻合計334ページを無料公開します。
https://bunshun.jp/category/shinsengumi
文春時代コミックス『新選組血風録』は、司馬遼太郎の没後25年を記念して、『墨攻』や『戦国自衛隊』で知られる時代劇画の第一人者・森秀樹がコミック化したものです。
維新前夜の京都の治安維持を任務として結成された新選組。「誠」の旗の下に集った浪人たちが「鬼の副長」土方歳三の厳しい規律のもと、最強の剣客集団に鍛え上げられます。剣のみを信じ、時代の奔流に抗い続けた男たちの苛烈なる運命の行方は──。
今回、無料公開するのは、「芹沢鴨の暗殺」(全12話)、「海仙寺党異聞」(全10話)、「胡沙笛を吹く武士」(全10話)の3篇です。
「芹沢鴨の暗殺」は、新選組の筆頭局長となった剣豪・芹沢鴨が、その粗暴で傍若無人な振る舞いが災いし、近藤勇や土方歳三、沖田総司らによって謀殺されるまでを描きます。芹沢の死によって、新選組における近藤・土方体制が確立されることになります。
「海仙寺党異聞」は、争いを好まず、会計係として新選組に入ったはずの長坂小十郎が、同郷の隊士の敵討ちに駆り出されてしまうという一篇。まるで噺家のような風貌の長坂ですが、実は居合の達人でもあったのです……。
「胡沙笛を吹く武士」は、胡沙笛というアイヌ伝来の笛を吹く奥州南部出身の隊士、鹿内薫の物語。隊の中でも腕も度胸も抜群と評判の鹿内だったが、京女・小つるとの出会いが鹿内の運命を狂わせていくことになります……。
盛り上がる新選組ブームに合せて、コミック版『新選組血風録』を併読することで、司馬遼太郎が描いた幕末世界への理解がより深まるのでは、と考えております。
書誌情報■
書名:新選組血風録(一)
販売価格:990円(税込)
体裁:B6判 並製カバー装
詳細URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901049
書名:新選組血風録(二)
販売価格:990円(税込)
体裁:B6判 並製カバー装
詳細URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901063
書名:新選組血風録(三)
販売価格:990円(税込)
体裁:B6判 並製カバー装
詳細URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901070
著者プロフィール■
司馬遼太郎(しば・りょうたろう)
1923年大阪府生まれ。産経新聞在職中の60年に『梟の城』で直木賞を受賞。66年の『竜馬がゆく』『国盗り物語』による菊池寛賞はじめ、多くの賞を受賞。主な著書に『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『花神』『関ヶ原』『功名が辻』『菜の花の沖』など多数。幕末時代を扱った作品としては、『燃えよ剣』『幕末』『最後の将軍』『十一番目の志士』『峠』などがある。96年、逝去。
森秀樹(もり・ひでき)
1961年鳥取県生まれ。82年、「増刊少年サンデー」に掲載の「チェイサー」でデビュー。95年、『墨攻』(原作・酒見賢一)で小学館漫画賞を受賞。主な著書に『ムカデ戦旗』、『新・子連れ狼』(原作・小池一夫)、『戦国自衛隊』(原作・半村良)など。