現代日本デザインを代表して世界へ

古民家耐震パネル型面格子壁が現代日本デザイン100選に選出

一般社団法人全国古民家再生協会(東京都千代田区 理事長:杉本 龍一)が古民家専用の耐震補強のために活用するパネル型面格子壁が独立行政法人国際交流基金が主催する海外巡回展「Japanese Design Today 100(現代日本デザイン100選)」に選出されたことをお知らせ致します。

古民家耐震パネル型面格子壁とは

古民家の耐震補強方法として開発された「パネル型面格子壁」は、これまで多く利用されてきた構造用合板等のマイナス点を改善させた耐震補強資材となります。例えば、これまでの耐震補強方法として構造用合板などを使用する際、建物内部の美観面を失うだけではなく、壁内部の湿気による機能低下が問題視されてきました。「見た目の美しさ」を保ち、古民家などの伝統木造建築物の耐震改修に適合させる事で「自由な設計空間づくり」を可能にし「通風」「採光」等、居住空間に優れるだけでなく格子材の太さや間隔・角度を変化させることが可能な為、規格が統一されない古民家に於いても対応ができ、これまでの耐震要素にはない優れた特徴があります。

プロデューサー:一般社団法人全国古民家再生協会
ディレクター:高田 豊文(滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科 教授)
デザイナー:滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科 教授 高田 豊文
販売地域:国内

企画・開発の意義:
パネル型面格子壁は、地域の間伐材を活用し統一したマニュアルを構築する事で全国各地の職人によって製作が可能となり人口減少・人口流出が進む地方に於いて「地域活性化」に繋がります。また「安心・安全な古民家の活用」「職人の仕事確保」「職人技術の向上・継承」「国産間伐材の利用推進」、パネル型面格子壁の促進によって日本の伝統・技術・環境面等にも大きな効果が期待できます。

古民家耐震パネル型面格子壁 写真
実際に使用した様子

国際交流基金海外巡回展とは

プロダクト(モノ)のデザインから、近年注目されているシステムやサービス(コト)のデザインまで、主として 2000 年以降に生み出された製品を中心に約 100 点を展示するデザイン展です。日用品や嗜好品、伝統的な手仕事、そして最先端の技術を取り入れたものなど、生活を支えるさまざまな〈デザイン〉には、人々のライフスタイルや社会が反映されています。多様な展示品からは、日本のデザインの特徴のみならず、日本の文化の現況を感じ取ることができ、また展覧会の冒頭では、戦後に制作され現代のデザインにも影響を与えた製品も展示し、日本のデザインの源流を伝えることを目的として開催されております。(一部、国際交流基金プレスリリースより抜粋)

事前展覧会開催について

古民家耐震パネル型面格子壁が展示されている国際交流基金が主催する海外巡回展「Japanese Design Today 100(現代日本デザイン 100 選)」の国内展示会が海外巡回に先行し、東京ミッドタウン・デザインハブで開催します。
本展示会、国際交流基金 が日本の文化を海外へ紹介する活動の一環で継続的に実施している「巡回展事業」として新たに制作されました。デザインハブでの開催を皮切りに、今秋から世界各地を巡回します。海外に旅立つ前に国内で鑑賞できる機会でとなります。

事前展覧会詳細

展覧会名: Japanese Design Today 100(現代日本デザイン 100 選)
会期: 2023 年 5 月 20 日(土)~2023 年 5 月 28 日(日)
会場: 東京ミッドタウン・デザインハブ
東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
https://designhub.jp/
開場時間:11:00~19:00 ※会期中無休
入場料: 無料
主催: 国際交流基金(JF)
共催: 東京ミッドタウン・デザインハブ

■プレス向け内覧会
日時: 2023 年 5 月 19 日(金)15:30~17:00
会場: 東京ミッドタウン・デザインハブ
※事前申込不要。

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