a flood of circle、ツアーファイナル公演終了!圧倒的ロックンロールでホームグラウンド・新宿の観客を魅了!

a flood of circle( ア・フラッド・オブ・サークル/略:フラッド)
a flood of circle( ア・フラッド・オブ・サークル/略:フラッド)

今年2月15日にリリースしたニューアルバム『花降る空に不滅の歌を』を引っ提げ、2月23日の千葉LOOK公演を皮切りに全国を駆け巡ってきたa flood of circle。27都市30公演を回るロングツアーのファイナルとして、6月16日に東京Zepp Shinjukuでライブを開催した。4月にオープンしたばかりのZepp Shinjukuがあるのは、a flood of circleのホームグラウンドとも言える新宿区歌舞伎町の地下。真新しさと懐かしさの共存する場所に、a flood of circleの鮮烈な「今」を刻みつける一夜となった。

佐々木亮介(Vocal & Guitar)
佐々木亮介(Vocal & Guitar)
渡邊一丘(Drums)
渡邊一丘(Drums)
HISAYO(Bass)
HISAYO(Bass)
アオキテツ(Guitar)
アオキテツ(Guitar)

フロアを埋め尽くしたオーディエンスが待ちかねる中暗転し、4人がゆっくりとステージに登場。ピンクに染めた髪と白で統一したスタイリングの佐々木亮介(Vo)がひときわ目を引く。定位置に付くやいなや、「バードヘッドブルース」で爆音を解き放ち、ライブをスタートさせた。渡邊一丘(Dr)とHISAYO(Ba)が躍動的なグルーヴを繰り出し、アオキテツ(G)のギターソロも炸裂。その中央で、第一声からエンジン全開の佐々木のシャウトが響き渡る。オーディエンスも負けじと一斉に拳を突き上げ、早くも一体感に包まれていく。ツアーを通して鍛え上げられたアンサンブルが、初めての会場でのツアーファイナルという緊張感を一瞬で吹き飛ばしてみせた。

佐々木亮介(Vocal & Guitar)
佐々木亮介(Vocal & Guitar)

「おはようございます、a flood of circleです!」という恒例の挨拶を皮切りに、HISAYOのベースが牽引する「Vampire Kila」から「Dancing Zombiez」へ。大きなミラーボールが輝くクラブ風の会場にダンサブルなビートが映え、危険なムードのロックンロールがよく似合う。アウトロでギターを掻き鳴らしたあと、今度はギターを置き、右手にマイク、左手に缶ビールを持つ佐々木。そのままステージを歩き回り、前のめりに「Black Eye Blues」のダーティなバースを放っていった。「新宿―!」とアドリブを交えつつ、マイクスタンドを蹴り飛ばしたり膝をついたり、熱っぽいパフォーマンスに会場の温度も急上昇。さらに、渡邊の4つ打ちから「如何様師のバラード」になだれ込むと、中盤のソロ回しのあとに佐々木が突然ステージを降り、歌いながらフロア後方へと練り歩く一幕も。佐々木亮介劇場とでも言うべき展開で会場全体を巻き込み、続く「Party Monster Bop」で灼熱のパーティ空間を作り上げた。

一転して、佐々木がギターを優しく爪弾く「カメラソング」から、a flood of circleのエモーショナルな側面が開花。「人工衛星のブルース」ではメロディに絡むアオキとHISAYOのフレーズが繊細で、渡邊のビートも先ほどまでとは打って変わってどこまでも温かい。退廃的なオーラと、相反する不器用なまでの人間らしさ。この振れ幅が、彼らのロックの大きな魅力だ。その両面を誰よりも体現する佐々木が、生声で歌い始めたのがバラード「花火を見に行こう」。語りかけるように「♪ありがとう、生きてくれて」と想いを言葉に乗せてアレンジし、オーディエンス一人ひとりを見据えながら歌を届けた。

渡邊一丘(Drums)
渡邊一丘(Drums)

やんちゃなラブソング「くたばれマイダーリン」、爽やかな疾走感溢れる「BLUE」でまた違う表情を見せたあと、a flood of circleの多面性を象徴する「花降る空に不滅の歌を」を披露。ミディアムテンポから一気に加速するビートで昂揚感が増す中、サビで本当に赤い花弁が降り注ぐという演出が用意されていた。大きく手を広げて花弁を浴びるメンバーと、ロマンチックな景色に感極まるオーディエンス。渾身のロックンロールを鮮やかな赤色が彩る、美しい光景だった。

佐々木が「Are you ready to ROCK’N ROLL!?」と一喝しての「ロックンロールバンド」で、ラストスパートに突入。4人が一丸となって歌い上げる「GOOD LUCK MY FRIEND」を経て、メンバー紹介を盛り込んだ「プシケ」、絶対的キラーチューン「シーガル」をノンストップで畳みかけていく。
そして、マイクスタンドをステージのギリギリに置き、佐々木がアカペラで「月夜の道を俺が行く」を歌い始めた。「気づけば結局 佐々木亮介」と完全一人称の赤裸々な歌詞を全身全霊で叫ぶ彼の背中を、バンドの骨太なサウンドが支える。ここまで剥き出しの言葉を書けるのは、メンバーへの信頼があってこそ。アオキが加入してから5年、盤石な4人の絆の強さが音から伝わってきた。
本編を締め括ったのは、さらに佐々木が自らに問いかける「本気で生きているのなら」だった。花弁が赤い絨毯のように広がったステージの中央に立って弾き語り、自嘲気味な歌い回しから、最後には「俺は行く 何度でも」という青い宣誓へ。生々しくもドラマチックな姿で魅了し、やり切った表情でステージをあとにした。

HISAYO(Bass)
HISAYO(Bass)
アオキテツ(Guitar)
アオキテツ(Guitar)

大きな拍手に呼び込まれたアンコールは、「伝説の夜を君と」で穏やかに幕を開けた。そこから渡邊のカウントで疾走ナンバー「ミッドナイト・クローラー」を投下し、再び熱狂の渦を巻き起こす。さらに、「このままやっちゃおうか」と間髪入れず「I LOVE YOU」を贈り、ピースフルなムードでフィナーレまで駆け抜けた。

バンドとしての決意を込めた傑作アルバム『花降る空に不滅の歌を』を掲げ、ロックンロールバンドの夢も現実も意地もすべてステージで出し尽くしたa flood of circle。たしかな強さを得て、4人は一つの旅を終えた。しかし、まだまだ彼らの物語は終わらない。
去り際に佐々木がさらりと告知したとおり、9月13日にストレイテナーのホリエアツシをプロデューサーに迎えたニューシングルをリリース、そのシングルにはこの日のライブ映像も収録される。さらにリリース後にライブツアー『a flood of circle "HAPPY YAPPY BLOOD HUNT"』を開催することを発表。また新たな刺激を求めて一歩を踏み出したa flood of circleの未来に注目だ。

リリース情報

「タイトル未定」※後日発表予定
2023年9月13(水)リリース
【CD+Blu-ray】¥8,800(tax in) TEI-291  
【CD+DVD】¥6,600(tax in) TEI-292  
※レーベルオンラインのみでの販売
○早期予約特典あり
「クリアポスター」
 受付期間:6/16(金)~7/31(月)まで

ツアー情報

a flood of circle
”HAPPY YAPPY BLOOD HUNT”

2023年
9月15日(金)大阪・梅田CLUB QUATTRO ※ワンマン
18:00 open 19:00 start
9月17日(日)名古屋CLUB QUATTRO ※ワンマン
16:00 open 17:00 start
10月25日(水)渋谷CLUB QUATTRO ※ゲスト有り
18:00 open 19:00 start
10月26日(木)渋谷CLUB QUATTRO ※ワンマン
18:00 open 19:00 start

【ファンクラブ先行】
6月16日(金)21:00〜6月25日(日)23:59

「花降る空に不滅の歌を」Official YouTube