巨匠・星野之宣が新解釈で描く「運命の24時間」。 コミック版『日本のいちばん長い日』 上下巻で7月21日(木)より発売!!
株式会社文藝春秋コミック編集部は『日本のいちばん長い日 上・下』(原作・半藤一利 漫画・星野之宣)を刊行します。全国書店にて7月21日(木)より発売します。電子版も同時配信し、マンガアプリでも順次配信を開始します。
降伏か、本土決戦か、それとも……。終戦の日を題材にした半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF・伝奇漫画の巨匠、星野之宣が独自の解釈で鮮烈コミカライズ。昭和天皇の“聖断”によるポツダム宣言の受諾、終戦の詔書の録音、宮城事件の勃発──。8・15を巡る攻防が始まる!
敗色濃厚な昭和20年夏。連合国によるポツダム宣言を巡り、鈴木貫太郎を首相とする内閣の意見は割れていた。無条件降伏を主張する海軍、外務省に対し、陸軍、参謀本部は「国体護持の保証がない限り徹底抗戦」と譲らない。原爆投下、ソ連参戦と追い詰められるなか、ついに昭和天皇の聖断を仰ぐことに──。
二度も映画化されている原作を、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こし、二・二六事件、大陸侵攻、日米開戦へ続く、天皇と軍部との緊張関係を軸に描く。聖断によって戦争に終止符を打つ決心を固めた天皇だが、徹底抗戦派の陸軍将校らは宮城を占拠、天皇に終戦撤回を迫るクーデターを企てた。運命の24時間を巡るドラマの結末は……。
作画を担当するのは、星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人漫画家として初めて、大英博物館で原画展を開催した。
文春マルシェ特選「渋皮栗の甘納豆」が当たるプレゼントキャンペーンも実施中(詳しくは単行本の帯文をご参照ください)。ツイッターでも感想文を募集中。詳しくは「文春現代史コミックス」(@bs_gendaishi)アカウントのトップページをご参照ください。文藝春秋BOOKSでも募集要項を確認できます。
https://books.bunshun.jp/articles/-/7291
(星野之宣さんのコメント)
「日本のいちばん長い日」の最初の映画化を父親と一緒に観たのは中学生の時です。それから50年余、まさか漫画にする日がくるとは思っていませんでした。原作は昭和20年の8月、太平洋戦争の終結に至るまでの一日を追ったドキュメント。そこは忠実に追走するつもりですが、自分なりに少し時間をさかのぼったプロローグをつけて、これまでの映画などとは違った視点から全体をとらえ直しました。どうぞよろしくお願いします。
書名:日本のいちばん長い日 上
販売価格:1210円(税込)
体裁:A5判 並製カバー装
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901261
書名:日本のいちばん長い日 下
販売価格:1210円(税込)
体裁:A5判 並製カバー装
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901278
関連情報■
◎「無料試し読み版」配信中
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著者プロフィール■
半藤一利(はんどう・かずとし)
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任後、作家となる。著書に『日本のいちばん長い日』『聖断』『レイテ沖海戦』『ノモンハンの夏』『幕末史』『昭和史』など多数あり。2021年1月12日、逝去。
星野之宣(ほしの・ゆきのぶ)
1954年、北海道生まれ。75年『鋼鉄のクイーン』でデビュー。『はるかなる朝』で手塚賞入選。著書に『妖女伝説シリーズ』『2001夜物語』『ヤマタイカ』『宗像教授シリーズ』『星を継ぐもの』『海帝』など多数あり。2009年、日本人漫画家として初めて大英博物館で原画展を開催。