科学研究会シンポジウムを開催 高大連携で科学の面白さを追求し、未来の理系人材を育成

近畿大学附属福岡高等学校(福岡県飯塚市)の生徒による科学研究会は、平成30年(2018年)2月23日(金)、「科学研究会シンポジウム」を開催し、日頃の活動成果を発表します。

【本件のポイント】
●国立研究開発法人 科学技術振興機構科学研究実践活動推進プログラムに採択された科学研究会による活動報告
●福岡県環境教育学会で奨励賞を受賞した、ボンドスライムのメカニズムについて高校生が発表
●大学附属校のスケールメリットを生かし、近畿大学産業理工学部教授の指導を受けた高大連携プログラム

【本件の概要】
本校の科学研究会は、近畿大学産業理工学部生物環境化学科の菅野憲一教授指導のもと活動を行い、平成27年度(2015年度)から国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」に採択され3年目を迎えます。
今回で2回目となるシンポジウムでは、ボンドスライムのメカニズムなどの研究成果について発表します。木工用ボンドなどの材料からスライムを形成する過程の分析・実験を行ったこの研究は、平成29年(2017年)8月に福岡県環境教育学会で本校2年生の藤野 壮一郎さんが発表し、奨励賞を受賞しました。
前回のシンポジウムに参加した生徒からは、「科学研究会部長の知識量がすごかった」「議論が楽しかった」などの声が聞かれました。今回のシンポジウムでは、これらの科学研究会の研究成果を発表し、今後の継続的な取り組みについての議論を行います。

■日時:平成30年(2018年)2月23日(金)14:30~16:30
■場所:近畿大学産業理工学部 1号館2階 1206教室
    (飯塚市柏の森11-6、JR福北ゆたか線「新飯塚駅」からバスで約5分)
■対象:本校生徒科学研究会部員(24人)、近畿大学産業理工学部教員・学生

【国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)中高生の科学研究実践活動推進プログラムについて】
JSTは、次代を担う科学技術人材の育成を目的とし、学校・教育委員会と大学等が連携・協働し、中高生自ら課題を発見し、科学的な手法に従って進める探究活動の継続的な取り組みを推進するため、中高生の科学研究実践活動推進プログラムを実施しています。
本プログラムは、学校・教育委員会が主体となり、大学等研究機関との連携による科学研究実践活動を通して、中高生に対応する研究指導のあり方を検討し主体的学びを深化・発展させ、中高生の意欲・能力を更に育成することにより、将来の優れた科学技術人材の育成に寄与するものです。
また、中高生の科学研究実践活動の指導を通じて、教員の研究指導力の向上を図るとともに、地域の科学研究実践活動を継続的・自立的に実施するための取り組みを推進しています。

【関連リンク】
産業理工学部生物環境化学科 菅野 憲一(カンノ ケンイチ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/322-kanno-kenichi.html

ボンドスライムの研究
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