3万件の調査実績を持つ出店のプロが 儲かる場所をズバリ解説『図解  すごい立地戦略』を発売

株式会社PHP研究所

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023 年9月25日に『図解  すごい立地戦略』(榎本篤史/植井陽大 共著/税込 1,650円)を発売しました。本書は店舗経営者や店舗開発担当者、そしてマーケターや戦略思考を磨きたいビジネスパーソン向けに、成功する立地戦略の秘訣を明らかにする一冊です。3万件の調査実績を持つ株式会社ディー・アイ・コンサルタンツの榎本篤史氏と植井陽大氏が、同社が20年かけて蓄積した店舗開発ノウハウをもとに、豊富な図解を交えて、立地戦略を分かりやすく解説しています。

(『図解  すごい立地戦略』書影)

戦略思考も磨ける資本力に頼らない立地戦略

立地戦略とは、地理学的視点による分析で客足を伸ばすシナリオのことです。都心の地価高騰に伴い、都心を諦めて郊外や東京下町、地方のテナントに出店する飲食店、スーパー、雑貨店などが増えています。しかし、人口減少が進む土地で生き残るのは難しい課題です。また、都市部に集中展開した小売店も失敗するケースが目立ちます。こうした現状に鑑み、資本力に頼らずに立地戦略を活用して生き残る方法が求められています。
本書は、「一等地がすべて、ではない!」「なぜ、コメダ珈琲店はロードサイドを中心に出店するのか」など、儲かる場所を具体例で解説し、さらに集客できないイベント、手に取られにくい商品、反応の悪いプレゼンなどを改善するプロのアイデアが随所に明かされており、戦略思考も学ぶことができます。

20年の調査で導き出した立地戦略の基本「10の売上要因」

本書では、店舗の成功に欠かせない立地戦略の10要素を詳細に解説しています。これらの要素を理解することで、出店の計画や既存店舗の改善策を講じる際の参考となります。要素には、顧客誘導施設、認知性、動線、建物構造、アプローチ、マーケット規模、商圏の質、ポイント規模、自社競合、他社競合が含まれており、それぞれの要素が売上にどのように影響するかが具体的に説明されています。

売上を支える立地・商圏要因図
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■著者プロフィール

榎本篤史(えのもと・あつし) 株式会社ディー・アイ・コンサルタンツ取締役社長。2004年ディー・アイ・コンサルタンツ入社。小売業、外食、サービス業、生活関連サービス・娯楽業など、流通全般の成長支援プロジェクトに参画。クライアント企業との協働作業により、戦略の立案および実行を支援。相互尊敬とチームワーク、多様な個性や知見、専門性の融合から生まれる相乗効果を大切にすると共に、クライアント企業との長期的な信頼関係の構築を重視している。

植井陽大(うえい・あきひろ) 同Manager。2013年野村総合研究所、2016年GCA(現Houlihan Lokey)を経て、2020年同社へ入社。多様な案件に携わって得た知見を活用し、店舗開発の近代化(データ整備、フレームワーク作成、データに基づく意思決定の推進)に取組む。サービス(教育、美容、介護、娯楽など)、小売(医療、菓子、日用品、建材など)、外食(カフェ、デリバリーなど)、様々な案件に従事。

【書誌情報】

タイトル:図解  すごい立地戦略
共著:榎本篤史/植井陽大
判型・製本:A5判並製
ページ数:192ページ
定価:1,650円(税込)
発売日:2023年9月25日
ISBN:978-4-569- 85558-5
発売元:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85558-5