【名城大学】「Book-aid」が陸前高田市の復興支援で古本と物産品を販売

古本と陸前高田市の特産品を販売した学生たち

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の復興支援に取り組み、「Enjoy Learningプロジェクト」に採択されている学生団体「Book-aid」が10月19日、天白キャンパスの共通講義棟北で、学内などで回収した古本や陸前高田市で仕入れた物産品を販売しました。

収益は桜の植樹に取り組む現地のNPO「桜ライン311」に寄付

Book-aidは2016年、陸前高田市の図書館再建を支援しようと、経済学部の渋井康弘教授のゼミ生有志らを中心に結成されました。回収した古本を古本買い取り・販売会社に買い取ってもらい、その金額を陸前高田市に寄付するなどして支援を続けてきたほか、陸前高田市に調査に赴いて現地の実情も学んでいます。

陸前高田市図書館の再建がある程度図られたことから、本学経済学部OBで在学中にBook-aidにも参加していた太田海さんがメンバーという縁で、今年度からは津波からの避難の目安になる桜を植樹する活動を行っている陸前高田市の認定特定非営利活動法人「桜ライン311」への支援に転換し、今回の古本と物産品販売の収益は「桜ライン311」に寄付することにしています。
この日はメンバー10人余りが参加し、学生が興味を持ちそうな古本約50冊と、ネットで購入した「おやつこんぶ」や「マスカットサイダー」、「アップルジュース」などの陸前高田市の特産品5種類、「桜ライン311」のパンフレットを並べ、昼休み中の学生や教職員に「復興支援に協力をお願いします」などと声を掛けてPRしました。

Book-aidは名古屋市西区の円頓寺商店街で開催されている「サタデーマーケット」でも出店していますが、学内での販売は今年初めてです。代表の福浦陽日希(ひびき)さん(経済学部3年)は「これを機会に私たちの活動を知ってもらい、部員を増やしてさらなる復興支援につなげていきたいです」と話していました。

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