中学1年生が総合学習で海洋プラスチックごみ問題に取り組む 和歌浦・片男波海水浴場で漂着ごみの現地調査を実施
近畿大学附属和歌山中学校(和歌山県和歌山市)は、令和2年(2020年)10月29日(木)に1年生187人が参加し、海洋プラスチックごみ問題ついて学ぶ総合学習として、和歌浦・片男波海水浴場で漂着ごみの調査と干潟再生のための取り組みを行います。
この総合学習は、「和歌山市SDGs未来都市計画」に沿って持続可能な海社会の実現をめざす和歌山市、和歌山市と連携協定を結び海洋プラスチックごみ問題の解決に取り組む花王株式会社、片男波干潟の保全活動を行う和歌浦漁業組合と協働して実施するもので、中学生が課題解決をめざす中で、ふるさと和歌山の良さを発見し、未来を創造できる人材として成長することを目的としています。
【本件のポイント】
●和歌山市、花王(株)の協力のもと、海洋プラスチックごみの調査、リサイクル推進活動に参加
●片男波干潟での潮干狩りの復活をめざし、アサリの天敵であるツメタガイなどの捕獲に協力
●総合学習を通じて、ふるさと和歌山の良さを発見し、未来を創造できる人材を育成
【本件の内容】
近畿大学附属和歌山中学校では、1年生を対象にした総合学習「ふるさとチャレンジ」を実施し、生徒がSDGsへの理解を深める機会とします。10月・11月を「ふるさとチャレンジ月間」として、和歌山市、花王(株)、和歌浦漁業組合の協力のもと、海洋プラスチックごみの調査とリサイクルの推進活動に参加するほか、SDGsを柱とした講演会などを行います。
海洋プラスチックごみ問題は、近年世界的に扱われている問題です。まずは、和歌山市、花王(株)の協力のもと、和歌浦・片男波海水浴場で漂着ごみの調査を行い、今後どのような活動につなげられるかを検討します。また、天然アサリの減少によって潮干狩りができなくなってしまっている片男波干潟の復活にも取り組みます。和歌浦漁業組合の協力のもと、アサリの天敵であるツメタガイなどの捕獲を行い、アサリの増殖に取り組みます。
なお、現地実習の前日には、和歌山市のSDGsのご担当者を講師にお迎えし、事前学習として、和歌山市におけるSDGsの取組などについてお話を伺います。
生徒たちは総合学習を通じて身近な問題に向き合い、実態を学び、未来のさまざまな課題を解決する力を身につけます。
【現地実習 実施概要】
日 時:令和2年(2020年)10月29日(木)10:15~14:00 ※ 少雨決行
場 所:和歌浦・片男波海水浴場
(和歌山市和歌浦南、JR阪和線「和歌山駅」から
和歌山バスで約30分「不老橋」下車徒歩10分)
実施内容:〈午前〉漂着ごみの調査~国際海岸クリーンアップ活動
〈午後〉干潟再生プロジェクト~ツメタガイなどの捕獲
対 象:中学1年生 187人
協 力:和歌山市、花王(株)、和歌浦漁業組合
【事前学習 実施概要】
日 時:令和2年(2020年)10月28日(水)14:30~15:20
場 所:近畿大学附属和歌山中学校 体育館
(和歌山市善明寺516番地、JR阪和線「和歌山駅」から
和歌山バスで約15分「近畿大学附属和歌山校前」下車すぐ)
実施内容:講演「和歌山市におけるSDGsの取組」
講 師:和歌山市企画課 SDGs担当
【関連リンク】
近畿大学附属和歌山高等学校・中学校
https://www.hwaka.kindai.ac.jp/