バイオインフォマティクス市場、2028年まで10.9%のCAGR成長見込み

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「バイオインフォマティクス市場- 成長、動向、COVID-19の影響、予測(2023年-2028年)」(Mordor Intelligence Pvt Ltd)の販売を3月17日より開始しました。

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バイオインフォマティクス市場は、予測期間中に10.9%のCAGRで推移すると予想されています。

COVID-19が市場の成長に与えた影響は、その前段階においてかなりのものでした。シーケンスとデータ解析は、パンデミックの間、環境、動物、および人のウイルスの特性評価と検出のための有用なツールとみなされ、その結果、いくつかの研究プラットフォームでこのような計算技術の利用が増加しました。感染経路に関する情報は、公衆衛生の制御と封じ込め対策に不可欠であり、ウイルスの多様性に関する知識は、ワクチンと安価な診断方法の開発に役立ちました。したがって、分析によると、SARS-CoV-2ウイルスの新興株と研究開発活動の増加により、市場はポストパンデミック段階でも同じ傾向をたどることが予想されます。例えば、2021年11月、イルミナはカナダのCOVID-19プロジェクトにシーケンス消耗品とクラウドベースのバイオインフォマティクスを寄贈しました。この寄付は、カナダのCOVID-19ゲノミクスネットワーク(CanCoGen)のHostSeqプロジェクトとVirusSeqプロジェクトを支援するためのものでした。このように、市場関係者によるこうした取り組みが、予測期間中の市場の成長を支えるものと予想されます。

バイオインフォマティクス市場の成長要因としては、核酸やタンパク質のシーケンシングに対する需要の高まり、民間や政府組織による取り組みの高まり、プロテオミクスやゲノミクスの成長加速、分子生物学や創薬に関する研究の高まりなどが挙げられます。上記の要因により、世界のバイオインフォマティクス市場は予測期間中に急成長を遂げると予想されます。

2021年7月、インドのNational Institute of Technology, Rourkela(NIT-R)は、ビッグデータ解析を用いた新規疾患バイオマーカーや治療戦略の開発を支援するCenter for Bioinformatics and Computational Biology(CBCB)を発足させました。このように、新興国において計算生物学を用いたこのようなセンターが立ち上がることは、市場の成長を後押ししています。

さらに、Mid-Year Reviewに掲載されたデータによれば、以下の通りです。2021年6月の新薬承認状況について、米国FDAおよび医薬品評価研究センター(CDER)は、2021年の中間時点(2021年6月28日時点)で26件の新分子物質(NME)を承認し、2020年通年の承認率53倍と同程度であったことがわかっています。59回のNMEが認められた2018年を除けば、2020年のNME承認回数は過去10年で2番目に多い数字となっています。FDAからの承認の高まりは、研究開発活動をさらに後押しし、その結果、薬剤設計や開発のプロセスを容易にするデータベースやソフトウェアが必要となり、市場の成長を後押しすることになるでしょう。さらに、BALL、Bioclipse、RasMol、AUTODOCKなどの技術的に高度なバイオインフォマティクスソフトウェアの導入と、医薬品開発プロセスの初期段階における毒性検出を支援するバイオマーカー探索プログラムの効果的かつ正確な分析のためのこれらのツールの市場利用の高まりは、今後数年間の業界の成長を後押しすると期待されます。例えば、2022年6月、My Intelligent Machines(MIMs)は、オンコロジーにおける医薬品開発のための強力なソフトウェアを発売しました。

しかし、データの統合のための規格や共通のデータ形式が十分に定義されておらず、データの複雑さに対する懸念や、使いやすいツールの不足が、予測期間中の市場成長の妨げとなる可能性があります。

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