生誕130年記念『松下幸之助選集』シリーズ1/29より刊行開始
指導者、経営の心得、人間論まで、著作をテーマ別に所収した全9巻
株式会社PHP研究所（京都市南区・代表取締役社長 瀬津要）は、2025年1月29日から『松下幸之助選集』シリーズ(松下幸之助著、全9巻、各3,300～3,400円税別・予価)の刊行を開始いたします。2024年11月27日に生誕130年を迎えた松下幸之助を語る上で「不可欠な著作とは何か」という視点で選定した18冊を、「指導者」「経営の心得」「政治・国家経営」「人間論」などのテーマ別に所収した著作集です。配本初回となる1月29日には、『松下幸之助選集1 指導者の条件/決断の経営』と『松下幸之助選集2 私の行き方 考え方』を、2巻同時に発売します。
■選集刊行の背景
戦後第2位のベストセラー『道をひらく』の著者として知られる松下幸之助ですが、その著作では、本業である企業経営や仕事に関する心得にとどまらず、人間論や人生哲学、政治や社会の考察にいたるまで、幅広いテーマを取り上げてきました。松下幸之助が創設したＰＨＰ研究所は、著作の中でも特に普遍的価値のあるものを「選集」という新たな形態に収めることで、後世に遺したいと考えました。明治に生まれ、昭和を代表する企業家・経営者となった松下幸之助の著作が、時代を超えて読み継がれることへの期待を込めるとともに、生誕から130年、没後35年を記念して、今後1年をかけてシリーズ全9巻を刊行してまいります。
■野中郁次郎氏、宮本又郎氏、加護野忠男氏が推薦
『松下幸之助選集』刊行にあたり、一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏、大阪大学名誉教授の宮本又郎氏、神戸大学名誉教授の加護野忠男氏による「推薦の辞」が寄稿されました。
──改めて俯瞰すると、現在提唱されている最新の経営手法が先んじて実践されていることに驚きを隠せません。お手本とすべき、「日本的経営」の真の姿がそこにあったのです。この度、その集大成として松下幸之助選集が刊行される意義は、そうした経営の本質を氏の思索と実践から学ぶ点にあり、本選集を推薦する所以です。
（三氏連名「松下幸之助選集 推薦の辞」より抜粋）
■「松下幸之助選集」の特長
松下幸之助研究を専門とするＰＨＰ理念経営研究センターが、全著作から18作品を厳選。そのすべてに、同センターの研究員による解説と注釈が入ります。索引、年表付きで、執筆当時の世界や日本の時代背景と照らし合わせながら、どんな時代でも変わらない大切な知恵を学ぶことができる構成です。
■【全巻予約特典あり】各巻の内容と刊行予定
全巻予約特典として、566万部を突破した『道をひらく』特製豆本をご用意しました。2025年3月末までの期間限定で、先着500名様にプレゼントするキャンペーンを実施します。店頭設置または『松下幸之助選集』特設ページからダウンロードした「注文書」に必要事項を記入して、お近くの書店でお申し込みいただいた方に、2025年4月末から郵送にてお届けします。
【『松下幸之助選集』特設サイト】 https://www.php.co.jp/books/konosukeselect/
第1巻【テーマ「指導者」】
書名：松下幸之助選集1 指導者の条件/決断の経営
本体価格：3,300円+税
発売日：2025年1月29日
第2巻【テーマ「半生の記録」】
書名：松下幸之助選集2 私の行き方 考え方
本体価格：3,300円+税
発売日：2025年1月29日
第3巻【テーマ「経営の心得」】
書名：松下幸之助選集3 実践経営哲学／経営のコツここなりと気づいた価値は百万両／経営心得帖
予価：3,300円+税
発売予定：2025年4月
第4巻【テーマ「人生と仕事の心得」】
書名：松下幸之助選集4 商売心得帖／社員心得帖／人生心得帖
予価：3,300円+税
発売予定：2025年4月
第5巻【テーマ「人を育てる」】
書名：松下幸之助選集5 事業は人なり／人を活かす経営
予価：3,300円+税
発売予定：2025年6月
第6巻【テーマ「人間論」】
書名：松下幸之助選集6 人間を考える／日本と日本人について
予価：3,300円+税
発売予定：2025年8月
第7巻【テーマ「初期著作」】
書名：松下幸之助選集7 仕事の夢 暮しの夢／物の見方 考え方
予価：3,400円+税
発売予定：2025年10月
第8巻【テーマ「心と縁」】
書名：松下幸之助選集8 素直な心になるために／縁、この不思議なるもの
予価：3,300円+税
発売予定：2025年12月
第9巻【テーマ「政治・国家経営」】
書名：松下幸之助選集9 遺論・繁栄の哲学
予価：3,300円+税
発売予定：2026年2月
■松下幸之助プロフィール
松下幸之助（まつした・こうのすけ）
パナソニック（旧松下電器産業）グループ創業者、PHP研究所創設者。明治27（1894）年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈に勤務。大正7（1918）年、23歳で松下電気器具製作所（昭和10年に松下電器産業株式会社に改組）を創業。昭和21（1946）年には、「Peace and Happiness through Prosperity ＝繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてＰＨＰ研究所を創設。昭和54（1979）年、21世紀を担う指導者の育成を目的に、松下政経塾を設立。平成元（1989）年に94歳で没。
