巽 千沙都の個展「一番なんてあたりまえじゃん」が8月15日(火)より8月27日(日)まで、MEDEL GALLERY SHUにて開催!

現代美術家 藤原千晶さん協力によるフェイクアイスクリームのインスタレーションも見逃せません〜"かわいい”がいっぱいの空間をお楽しみに!

2023-07-24 10:00
夏が来たね!

Overview

MEDEL GALLERY SHUでは、8月15日(火)より8月27日(日)まで、巽 千沙都の個展「一番なんてあたりまえじゃん」を開催いたします。

巽 千沙都は、2010年に大阪デザイナー専門学校イラストレーション科を卒業後、瞬く間に頭角を表し、現在に至るまで人気が高まり続ける美術家です。
その作品は、”かわいいを自由奔放に描きたい!”という素直な気持ちと、”かわいい”の刹那やその後の成り行き(人生!)を内包する示唆に富んでいます。そのため、絵画の可愛さのみならず、コンセプトに共感する方が多いのもうなずけます。

本展は、巽の素直な気持ち−”かわいいを自由奔放に描きたい!−が根底にありつつも、”かわいい”や女性性を消費される社会的概況を、例えば地下アイドルとファンの関係性になぞらえているかのようです。
それは、地下アイドルの一瞬の輝きや尊さに関心を寄せ、推せるときに推しておけ的な意識や環境を肯定的に捉え、誰にもある刹那と条理について正面からぶつかるように、満面の笑みの少女たちの作品がそう連想させます。そして、その中には少女のみならず、嵐が吹き荒れるようなキャンディやフルーツ、花びらやアクセアリーなど”かわいい”を象徴する”魔法陣”が形成されています。しかし、一方で、割れたキャンディなどは少女から大人になる”意識の老成や死”をも意味しています。また、女性性の消費をシニカルに、批判的に捉えた作品も散見されます。

”少女のかわいさ”に若さへの憧憬や尊厳を持ちつつも、自らの成長に伴う揺らぎと覚悟をキャンバスに封じ込め、そこに共感する鑑賞者への応援讃歌としている巽の作品は、掛け値なしに”楽しい”作品に仕上がっており、元気付けられること間違いなしです。
現代美術家の藤原千晶さんによるフェイクアイスクリームのインスタレーションも見逃せません。
夏真っ盛りの中、爽やかな笑顔の少女たちが待つ空間をどうぞご堪能ください。

巽千沙都|Chisato Tatsumi
個展「一番なんてあたりまえじゃん」
2023年8月15日(火)〜8月27日(日)
11時〜19時(最終日は17時)

協力:
藤原千晶|Chiaki Fujiwara
インスタレーション、平面作品を中心に制作。
群衆の中にある孤独を表現。
特定のモチーフを無数に並べた作風が特徴。
【人の姿】を思い浮かべたモチーフで【群れ】をつくる現代美術作家。
1986年 島根県に生まれる
2009年 京都教育大学 教育学部 美術科教育専攻 卒業
2011年 大阪教育大学 大学院教育学研究科 芸術文化専攻 卒業
現在、大阪を拠点に活動中
アクセサリー作家「カケラ屋」としても活動

Message

私にとって「かわいい」は特別で神聖なもので、常にその時に感じた「かわいい」を制作しています。
カラフルな色を使って、たくさんのお菓子やアイテムで少女を囲む事が好きです。
それはかわいい最強の防御壁であり自分を強くする意味での魔法陣でもあります。
私にとって少女という限られた期間が何よりとても尊く感じています。
少女である期間はある意味無敵であり、若い限られた時間を一生懸命輝くその一瞬と、
いつか少女でなくなり、大人になる「死」や「老い」という意味で割れたキャンディや暗い色で塗りつぶしています。
カワイイは一瞬だからこそ少女から目を離さず大切に描いきたいと思います。

巽 千沙都

Profile

巽千沙都|Chisato Tatsumi
美術家
1990年 三重県出身
2010年 大阪デザイナー専門学校イラストレーション科卒

アクリル絵の具で制作しています。
かわいいだけじゃない最強の女の子を描きたい。
非常喜歡可愛的女孩子和,甜的點心,在畫兒上寫著偶像們。

個展
2023年 個展(mottoart/ 上海)
2022年 個展「一生私主義」(乙画廊/ 大阪)
2021年 個展「戦っていなくちゃ」(みうらじろうギャラリー/ 東京)
2019年 個展「君を助けに来たよ」(みうらじろうギャラリーbis/ 東京)
2018年 個展「sugar pink」(乙画廊/ 大阪)
2017年 個展「プリズム症候群2」(Artcomplex Center/ 東京)
2017年 個展「プリズム症候群」(乙画廊/ 大阪)
2016年 個展「絶対糖度」(Artcomplex Center/ 東京)

グループ展・アートフェア
2022年 ART TAIPEI(mottoart)
2022年 グループ展「アイドライゼーション・ポイント」(横浜市民ギャラリーあざみ野/ 東京)
2019年 グループ展「チョコポニ」(ニジイロポニック/ 大阪)
2018年 グループ展「キャワイイフレーバー」(乙画廊/ 大阪)
2018年 グループ展「アイスクリームドリーマー」(Artcomplex Center/ 東京)

個展DM
個展DM
過去の展示風景
過去の展示風景
過去の展示風景
過去の展示風景
過去の展示風景
夏が来たね!

Gallery Information

MEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝
東京都千代田区内幸町1-1-1
帝国ホテルプラザ東京2F
info@medelgalleryshu.com
11:00〜19:00(最終日は17時まで)

MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。
唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。
“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。

The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praise
and appreciate beauty" in Japanese.
We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.
We define artists' activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people's minds.
Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression.

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