リクルート『リクナビNEXT Tech総研』の研究レポート、東京エレクトロンATが宮城新工場設立で世界シェア拡大

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■開発と製造を1カ所に集約。生産方式の改善も進む
宮城県の「大和町」最新鋭工場には、ソーラーパネルがきらめく
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 宮城県大和町に大規模な新工場を建設中である半導体製造装置大手の東京エレクトロングループ。東京エレクトロンATの山梨事業所のエッチング部門と宮城事業所を集約し、エッチング装置の世界シェア拡大を狙っています。Tech総研編集部は、2011年4月から稼働する新工場での展望と採用ニーズに注目し、取材しました。

 東京エレクトロングループの宮城新工場は、29万平方mの広大な土地に、延べ床面積6万8千平方mの3棟の建屋を擁します。東京エレクトロンATの事業のうち、エッチングシステム部門を分社化。新たに「東京エレクトロン宮城株式会社」を設立し、そこに東京エレクトロンATの山梨事業所(穂坂地区、藤井地区)および宮城事業所(松島)の設備と人材を移管する予定です。

 エッチング装置の製造ラインだけでこれだけの規模をもつ工場は、国内では他にみあたりません。世界的にみても、1箇所で設計から組立に至るまでの全工程を一貫して行う工場は、ほとんど例がありません。これにより、現状の売上規模が2倍に高まっても十分対応可能となります。

「当社のエッチング装置の世界市場シェアは、30%を切るというのが現状。これを引き上げ、エッチング装置でも世界ナンバーワンをめざしたい」と、新工場建設の背景を語るのは、東京エレクトロンATの鄭 基市常務(ES事業担当)です。 また、単にスペースを拡大するだけでなく、新工場移転にともない、生産方式の革新も行われると。記事では語っています。

 本レポートでは、世界最先端技術に触れることのできる新工場で研究開発するエンジニア採用ニーズについても詳しくレポートしています。

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