越前松島水族館 展示施設 「みずだこ館」 2024年3月オープン
・北陸新幹線福井県内延伸開業と越前松島水族館開館65周年を記念し、新施設「みずだこ館」がオープンします。 ・世界最大種のタコであるミズダコの展示だけではなく、ミズダコと触れ合っていただける国内初の施設となります。
京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)の子会社・三国観光産業株式会社(本社:福井県坂井市、社長:増田寿男)が経営する越前松島水族館では、2024年3月16日(土)の北陸新幹線金沢・敦賀間延伸開業に合わせ、新たな展示施設「みずだこ館」が2024年3月7日(木)にオープンします。
ミズダコは大きいものでは体長が3メートルを超える世界最大種のタコで、日本では北陸以北の海に生息しています。名前のとおり、マダコに比較してからだが水っぽくやわらかいため、酢だこなど広く食用にされていますが、ふ化後の育成飼育が難しく世界でも人工繁殖の成功例はないとされています。
国内で初めて深海魚コンペイトウの繁殖やアオウミガメの人工繁殖に成功し、ウミガメやゲンゴロウなど希少生物の保護活動を行っている越前松島水族館では、ミズダコのふ化・飼育にも30年以上取り組んできました。これまでもミズダコやミズダコの赤ちゃん(稚ダコ)の展示を行ってきましたが、ミズダコに特化した展示施設は、今回オープンする「みずだこ館」が国内の水族館では初の施設となります。
京福電気鉄道株式会社は、福井県下でバス・タクシー事業を中心に不動産業、ホテル業などをグループ事業として展開しており、北陸新幹線福井県内延伸に向け、駅と県内観光地を結ぶバス・タクシーのツアーなど、関係行政や事業者と連携した観光振興策に取り組んでいます。越前松島水族館も、北陸新幹線でお越しになるお客様や県内のお客様に、生き物と楽しく触れ合いながら、福井の自然や環境のことを学んでいただけるよう、「みずだこ館」の新設により更に魅力ある展示を行うとともに、世界初とされる稚ダコの育成飼育成功を目指します。
「みずだこ館」施設概要
開 館 日 2024年3月7日(木)
施設規模 木造平屋建、延床面積176.82㎡
展 示 物 親ダコ約8匹、稚ダコ数十匹を水槽で展示
展示内容
・建物の壁を壊して巨大なタコが侵入してきたかのようなインパクトのある内装空間で演出します。
・上記巨大タコの足に大小6基の水槽を組み込み、どなたでも大きなミズダコに触れることができます。
・親ダコだけでなく、ミズダコの赤ちゃんも展示するとともに、稚ダコの世話をするバックヤードの様子もガラス越しにご覧いただけます。
越前松島水族館
(福井県坂井市三国町崎74-2-3)
1959年5月16日開館。越前加賀海岸国定公園の景勝地・東尋坊のほど近くに位置し、宮城県の松島に似ている美しい景観から「越前松島」と呼ばれる海岸に面した水族館です。「みてふれて楽しく学べる水族館」をコンセプトに、間近での観察や生き物との触れ合いが楽しめることを施設の特徴としています。また、希少動物の保護・育成活動にも積極的に取り組んでいます。1997年のタンカー「ナホトカ号」重油流出事故で被災、重油が施設内に流入し、飼育していたイルカを一時各地の水族館に避難させ、その後無事に生還させた事業は、絵本「イルカのラボちゃん」を通じ、命、環境保護、災害ボランティアの大切さを伝える出来事として知られています。2024年5月に開館65周年を迎えます。
公式ホームページ https://www.echizen-aquarium.com/
お客様お問合せ先TEL:0776-81-2700
越前松島水族館でのこれまでのミズダコ展示
福井地区京福グループ
福井県嶺北の福井市・坂井市・あわら市を営業拠点に、バス事業(京福バス㈱)、タクシー事業(ケイカン交通㈱・福井交通㈱)、不動産業(京福不動産㈱・三国観光産業㈱)、ホテル業(「ホテル京福 福井駅前」)、水族館業(「越前松島水族館」)などを展開しています。北陸新幹線福井県内延伸開業に合わせ、新幹線停車駅であるJR福井駅・芦原温泉駅と県内各観光地を結ぶバス・タクシー事業など観光関連事業の活性化に加え、路線バス事業・デマンドタクシー事業など、公共交通を通じ地域貢献に取り組んでいます。