福井県教育庁が医療福祉VR「JOLLYGOOD+」を教材として導入! 公立学校10校以上の通級指導でVR療育を提供

 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、福井県教育庁にて、医療福祉向けVRプラットフォーム「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」が教材として導入されたことを発表いたします。自治体におけるVR導入は、三重県、大阪府に続いて3例目となります。

 本取り組みでは、発達障がいのある児童生徒向けのソーシャルスキルトレーニング(SST)用ICT機器として導入されます。県内公立学校10校以上にて、VR教材によるリアルかつ体験的な学習を通して、言葉や紙面だけでは具体的なイメージを捉えにくい児童生徒の社会性やコミュニケーション力の向上を図ります。

 福井県では、特定の学校でしか通級を受けられない環境にするのではなく、通級指導担当教員が学校を巡回し、発達障がいなどにより支援や配慮を必要とする児童生徒が在籍する学校で通級による指導が受けられる環境を整備しています。今回のVR教材導入は、その中でも積極的に推進している「福井県DX推進プログラム」の一環となります。

<ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは>
「ソーシャルスキルトレーニング」とは、社会生活を送る上で必要な対人関係や自己管理能力などを養い、身に付ける訓練です。

<通級による指導とは>
大部分の授業を通常の学級で受けながら、一部、障がいに応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で受ける指導形態。

■通級による指導希望の高校生6人に1人が受けられず。必要性が高まる指導者不足の解決

 文科省が行った通級による指導実施状況調査によると、通級による指導を受ける児童生徒数は、前年度に比べ、約3万人増加していますが、高校では、通級による指導が必要な生徒のうち、6人に1人が通級指導担当教員を確保できず、通級による指導を受けられなかったことがわかりました。高等教育課程における通級指導担当教員の人員確保が大きな課題となっている中、限られた教員数で質高い支援をどのように提供するかも課題となっています。

▲出典:「通級による指導実施状況調査」(文部科学省)
▲出典:「通級による指導実施状況調査」(文部科学省)

■医療福祉向けVRプラットフォーム「JOLLYGOOD+」(https://jollygoodplus.com/about/schoolage/

 「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」では、VRによって学校や社会での集団生活をリアルに体験することで、相手に適切な反応をするための言語的、非言語的な対人行動を訓練することができる次世代のSSTコンテンツが180以上あります。専門医の監修のもと、プロの役者と高精度VR開発チームにより制作されたVRコンテンツにより、利用者の成長や年齢に合わせた計画的なトレーニングを専門スタッフでなくても実施することができます。

■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/

 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。

【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。

【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに。』
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