ハウスコムとLIFULLが不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結 生成AIを活かし、新社内情報検索システムの開発・構築に着手
不動産DXパートナーシップ協定締結の背景と目的
賃貸仲介業を主業とした不動産関連事業と施工関連事業を展開する当社グループは、お客様から寄せられる様々なご要望やご質問を法律や条例、社会的規範およびグループ内規程、就業規則などの社内ルールと的確に照合することにより、スムーズ且つ健全な業務遂行を実現することを心がけています。しかしながら、これまでは、グループ内に点在する様々な社内ルールに対し、店舗やグループ会社、本社が容易に、速やかに、正確にアクセスできる仕組みのDX化が進んでいませんでした。
こうした背景のもと、当社グループは、予てから自然言語によるプロンプトからその内容を解析し、様々な情報の中から特徴を抽出し、適切な回答に導くAIの可能性に注目してきました。これまでにもLIFULL社から提供いただいたChatGPTを活用した社内情報検索システムを使用してきましたが、この度、当社グループは、LIFULL社と不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結し、OpenAIの技術をLIFULL社のChatGPT向けプラグインやAIチャットの技術・ノウハウと掛け合わせることで、これまでにはないスムーズで的確な新社内情報検索システムの開発・構築を目指します。
当社グループは、今後、曖昧な言葉による検索や不揃いなキーワードによる検索も適切な検索条件に変換し、ピンポイントで最新の情報に素早くアクセスできる新しい社内情報検索システムをグループワイドで利用することにより、業務の効率化を推し進め、お部屋探しをするお客様のインサイトの丁寧な掘り起こしにより多くの時間を充てていきます。
ハウスコム株式会社 代表取締役社長執行役員 田村 穂 コメント
この度のLIFULL社との不動産DXパートナーシップに関する基本協定の締結には、大変大きな可能性を感じています。不動産業界では、DXを駆使した業務の効率化が急務になっています。
AIが持つ可能性とLIFULL社の知見、ノウハウを活用させていただき、業務効率を向上し、お部屋探しをしているお客様に接する時間をもっと増やしていきたいと考えています。
株式会社LIFULL代表取締役社長 伊東 祐司 コメント
LIFULLはLIFULL HOME’Sの運営に留まらず、昨今の「不動産業界の人手不足」という課題に対して新しいテクノロジーを活用したソリューション開発にも注力しています。
このたびのハウスコム社とDXパートナーシップに関する基本協定の締結により、一緒に取り組みをさせていただけることを心から感謝しております。
今後は両社の知見を持って業界全体のDX化を推し進め、課題解決に向けた取り組みをより加速させていきたいと思います。
ハウスコムグループ会社概要
リアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求しています。これまでに電子申込やオンライン内見・契約などのテクノロジーを活用した不動産テックサービスを積極的に取り入れることで、お部屋さがしのサポートを強化すると共に、生産性に着目した歩合給制度導入など生産性向上にいち早く取り組むなど、不動産業界の働き方改革においても先行しています。
会社名:ハウスコム株式会社(スタンダード市場 コード番号:3275)
代表者:代表取締役社長執行役員 田村 穂
所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー9階
資本金:4億2463万円
営業拠点:254拠点
賃貸仲介店舗240店舗(ハウスコム直営197店舗・FC43店舗)
法人営業オフィス3営業所
売買センター2営業所
ハウスコムコミュニケーションズ9営業所(2024年3月14日現在)
仲介件数:82,208件(2023年3月期)※連結
URL:https://www.housecom.co.jp/
株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。