リアルグローブ、兵庫県のドローン先行的利活用業務で実施した防災分野における事業報告がNIROの報告ページに掲載されました。

2021-06-10 08:00

　株式会社リアルグローブ（所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：大畑貴弘、以下リアルグローブ）と株式会社T&T（所在地：兵庫県赤穂市、代表取締役：前田純子、以下 T&T）が共同で実施した兵庫県「令和2年度ドローン先行的利活用業務」事業（以下、本事業）のテーマA「災害発生時を想定した防災訓練での複数機同時飛行によるリアルタイム中継及び災害避難広報の実施」案件の事業報告が、公益財団法人新産業創造研究機構（NIRO）の「【令和２年度】ドローン先行的利活用事業事業内容報告ページ」に掲載されました。

以下リンク先より事業内容報告ページを閲覧いただけます。

【令和２年度】ドローン先行的利活用事業事業内容報告ページ
https://www.niro.or.jp/coordinate/2020drone-archive/

◆事業名：災害発生時を想定した防災訓練での複数機同時飛行によるリアルタイム中継及び災害避難広報の実施
実施事業者：株式会社T＆T、株式会社リアルグローブ

》成果発表動画
https://www.youtube.com/watch?v=o-J6KZrFy2c
》発表資料
https://www.niro.or.jp/pdf/2020drone/05TandT-bousai.pdf

　リアルグローブは本事業において、ドローンやスマートフォン等からの取得情報を地図上に集約し共有する位置情報付きリアルタイム情報共有システム「Hec-Eye（ヘックアイ）」を兵庫県庁に導入頂き、各防災訓練にてドローンの同時飛行によるリアルタイム中継及び避難広報の運用支援を実施しました。

◆兵庫県「令和2年度ドローン先行的利活用事業」について

本事業は兵庫県および神戸市連携のもと、全庁横断的に多様な分野で最新技術を用いたドローンを先行的に利活用し、その効果を示すことで、県内企業を中心に民間分野での利活用を促進し、次世代産業の創出、県民の更なる安全安心な暮らし、行政サービスの向上・業務効率化の実現を目指すことを目的としています。

■テーマA「災害発生時を想定した防災訓練での複数機同時飛行によるリアルタイム中継及び災害避難広報の実施」の内容について

令和２年度に兵庫県内で実施予定であった一部の防災訓練において、以下の３つのケースを想定したドローンの運用やリアルタイム中継を行いました。
自由提案事業としても兵庫県内5県民局にてドローンとHec-Eye利活用セミナーを開催し、計118人の自治体職員が参加しました。

【テーマA業務概要】

①救出救助訓練実施エリアを含めた複数地点においてドローンを同時運用し、被害状況のリアルタイム中継及び避難広報（多重言語）の実施
　（令和２年９月20日兵庫県・阪神地域合同防災訓練）
②津波を想定した訓練での複数地点においてドローンを同時運用し、被害状況のリアルタイム中継及び避難広報（多重言語）の実施
　（令和２年11月５日兵庫県津波一斉避難訓練）
③被害状況のリアルタイム中継については、フェニックス防災システムとの連携を検討

【Hec-Eyeについて】

「Hec-Eye」はリアルグローブが、一般社団法人EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォームで、総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービスです。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されています。