サイレックス・テクノロジー、IEEE 802.11ah対応の ワイヤレスブリッジとアクセスポイントを北米市場でリリース

~ 有線LANを1km届く長距離無線LANへ変換 BR-100AH(US)・AP-100AH(US) ~

サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、2021年1月11日に長距離無線LAN規格IEEE 802.11ahに対応したワイヤレスブリッジ「BR-100AH(US)」と、アクセスポイント「AP-100AH(US)」を北米市場に向けてリリースしました。

本製品が準拠している通信規格のIEEE 802.11ahは、920MHz帯の電波を使用した無線LANで、通信距離1km地点で速度1Mbpsという長距離無線通信を実現します。この技術を利用して、サイレックスは今までの無線LANでは電波が届かなかった広大な工場や農場などでも無線LANをご利用頂けるよう、IEEE 802.11ahの実用化に向けて取り組んでいます。2020年には、IEEE 802.11ah対応の国産無線LANモジュール SX-NEWAH(US)を自社開発し発売しています。

今回リリースしたBR-100AH(US)、AP-100AH(US)の2機種は、有線LANを使用しているネットワーク機器を簡単にIEEE 802.11ah無線LANに対応させるためのワイヤレスブリッジとアクセスポイントで、先述の無線LANモジュール SX-NEWAH(US)を使用しています。専用ドライバのインストール等は必要なく、BR-100AH(US)とAP-100AH(US)をLANケーブルでそれぞれの機器と接続するだけで、有線LANを無線LANに変換することができます。
他の920MHzを使用した通信規格の中にはIP通信ではなく独自の通信プロトコルを利用するものも多く、無線化するためには専用のプロトコル変換ツールが必要になることもありますが、IEEE 802.11ahはIP通信に対応しているため、それまで有線LANで使用していたアプリケーションソフトウェアをそのままご利用頂けることも特徴です。

IEEE 802.11ah:1kmの無線LAN通信 イメージ

また、有線LANを介してIEEE 802.11ahネットワークと2.4GHzや5GHzのWi-Fiネットワークと組み合わせることで、タブレットなどの使い慣れた端末から、遠く離れた現場の機器と通信し、監視やメンテナンスを行うことができるようになります。

利用可能地域について

BR-100AH(US)、AP-100AH(US)はアメリカ、カナダでのみご利用頂けます。

日本国内でのご利用について

現時点では、日本の電波法によりIEEE 802.11ahの長距離通信をご利用頂くことはできません。サイレックスは今後法整備が進み、国内利用が可能になったときにスムーズにお客様にご利用頂けるよう、北米で実績を積み、IEEE 802.11ah通信技術の研鑽を行って参ります。

製品情報 BR-100AH(US)

BR-100AH(US) QRコード

製品情報 AP-100AH(US)

AP-100AH(US) QRコード

関連製品情報 SX-NEWAH(US)

SX-NEWAH(US) QRコード

サイレックス・テクノロジーについて

https://www.silex.jp/index.html?pr=210128
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。

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