近畿大学がパナソニックと共同で実証実験を開始 気流や空気質を可視化し、室内で過ごす人の意識や行動の変化を調査

2024-10-16 15:00
可視化した気流・空気質のモニタリング画面

近畿大学(大阪府東大阪市)は、スマートシティ・スマートキャンパス実現を目指す実証実験プロジェクトとして、パナソニック株式会社 空質空調社(東京都港区、以下、パナソニック)と共同で、気流及び空気質の可視化に関する実証実験を行います。令和6年(2024年)10月23日(水)から、近畿大学東大阪キャンパス内に、パナソニックが開発した空気質をリアルタイムでモニタリングし、アニメーションで描写するシステムを実装したディスプレイを設置します。

【本件のポイント】
●近畿大学がパナソニックと連携し、気流や空気質を可視化する実証実験を開始
●空気の可視化を通じて室内で過ごす人の意識や行動の変化を調査
●調査結果より得られた情報を活用し、今後の開発及びサービス化に向けた検討を予定

【本件の内容】
空気は目に見えないため、室内の空気質や換気の状態などを具体的に把握することは困難です。このような課題に対し、パナソニックは、空調機器の製造・販売だけでなく、空気の可視化を通じた新たなソリューション提案をめざしています。
本実証実験は、近畿大学アカデミックシアターの一室にて、空調・換気システムや空気清浄設備の運転状況と空気質情報(温度、湿度、CO2)をリアルタイムで取得し、シミュレーションに基づく気流や微粒子(ナノイー)の動きを室内のディスプレイに表示することで可視化します。
実証実験期間中は、まちづくりに関して情報交換や議論を行う場であるACT112という部屋に実証実験用のディスプレイを設置し、利用する学生や教職員に対して、空気の流れが見えたことによる影響などについてアンケート調査を実施します。空気の可視化を通じて室内で過ごす人の意識や行動が変化するかを調査し、その結果から得られた情報を活用して、今後の開発及びサービス化に向けた検討をすすめる予定です。

【実施概要】
期間:令和6年(2024年)10月23日(水)~令和7年(2025年)2月4日(火)
場所:近畿大学東大阪キャンパス アカデミックシアター1階 ACT112
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)

【近畿大学について】
15学部49学科、「医学から芸術」まであらゆる学問分野を網羅する西日本最大規模の私立総合大学です。これまでも、他の大学に先駆けて完全インターネット出願、VISAプリペイド機能付き学生証の発行、amazonウェブサイトでの教科書販売、学内キャッシュレス化の推進、全学生・教職員へのコミュニケーションツール「slack」の導入など、先進的なICTの取り組みを積極的に進めています。
所在地:大阪府東大阪市小若江3丁目4番1号
学長 :松村到
創立 :大正14年(1925年)
ホームページ:https://www.kindai.ac.jp

【パナソニック株式会社 空質空調社】
換気扇や空気清浄機などの換気送風機器や、家庭用エアコン・業務用空調機などの空調機器、ヒートポンプ式の給湯機や温水給湯暖房機(A2W)をグローバルに展開しています。ブランドスローガン「空気から、未来を変える。」を掲げ、100年を超える歴史の中で培ってきた空気と水のテクノロジーをかけ合わせ、社会とお客様起点で、健やかな人と地球の未来の実現に貢献します。
所在地 :東京都港区東新橋1丁目5番1号 パナソニック東京汐留ビル
代表者 :社長 片山栄一
創立  :令和3年(2021年)10月1日
従業員数:約23,000人(令和6年(2024年)4月)
事業内容:空調関連製品の開発、製造、販売
     換気システム、空気清浄機、除湿機器等空気質関連機器の開発、製造、販売
     並びに換気送風、空調設備など環境設備の設計、施工、管理、保守管理
     空調デバイス、光学デバイスの開発、製造、販売
ホームページ:https://panasonic.co.jp/hvac/corp/

【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp

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