豊岡市公立保育所にて、保育ICTシステム「コドモン」運用決定
「保育士の働きやすさ」と「保護者の利便性」向上のため
株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、豊岡市の公立保育所において、当社が展開するこども施設業務サポートサービス「CoDMON」(以下:コドモン)の運用が決定したことをお知らせいたします。
本年度は1園(モデル園)にて、6月17日(月)よりテスト運用、7月1日(月)より運用開始されます。豊岡市は今年度の結果を踏まえ、来年度以降の他園での導入を検討する予定です。
豊岡市では平成30年度から保育士等の「働きがい」「働きやすさ」を高める保育士等確保推進事業に取り組んでおり、保育ICT導入によりさらなる働き方改革の推進、また保護者の利便性向上を図ります。
【豊岡市におけるコドモン導入機能(抜粋)】
●園児台帳
園児の名前・クラス・生年月日・健康情報(かかりつけ医師、アレルギー)・健診履歴・保育料設定及び家族情報(緊急連絡先、メールアドレス)など、あらゆる園児毎に情報を一元管理する事が可能、園内での園児ごとの情報共有が容易になります。
●登降園管理
これまで保育士が手書きで記録していた園児の登降園記録を、ICカードやタッチパネルを使った打刻機能で自動管理に、延長保育の料金計算も自動化されます。保護者はスマホアプリを使用し登降園時刻などの確認が可能です。
●遅刻・欠席・お迎え・延長
登園時間帯の遅刻・欠席・お迎え・延長連絡に伴う電話連絡が、保護者アプリから申請できます。保護者は時間を気にせず瞬時に園に報告することが出来、園は電話対応することなくタブレットでリアルタイムに受け取ることが出来ます。保護者、保育園双方にとって利便性の高い機能となります。
●連絡帳
園児の様子をやりとりする連絡帳を電子化します。保護者はスマホアプリを使って、家庭での様子を選択形式で報告するため、最小限の手間で入力できます。園では、園での様子を写真も活用しながらフィードバックすることができます。
◆保育士の人材不足
厚生労働省が平成26年度に発表した資料(※1)によると、保育の量拡大に伴って必要とされる保育士数は、平成29年度末で約46万人。現在の保育所における保育士の離職率等を考慮して推計した保育士数は、平成29年度末で約38.6万人と推計。その結果平成29年度末における保育士数は、約7.4万人不足と報告されており、保育士の人材確保は喫緊の課題となっています。
※1『保育人材確保のための『魅力ある職場づくり』に向けて』 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000057898.pdf
この状況を改善するためには、保育士の働く環境を改善し、保育士が働きやすい職場づくりをすすめることが不可欠です。
◆保育ICTシステムで保育士の負担軽減へ
保育士の業務において、手書きでの書類作成の事務作業は、負荷の高い業務であり、本来の子どもに向き合う時間、最終的には保育の質にも影響を及ぼしていました。しかしICT化することにより、大幅に効率化できる業務でもあります。保育ICT化は、平成29年に内閣府から発表された「子育て安心プラン」の中でも保育士の業務負担軽減のための施策として推奨されており、全国の保育園でICTシステムの導入が進んでいます。
◆幼児教育・保育の無償化全面実施へむけて
また2019年10月から幼児教育・保育の無償化が全面的に実施されることにより、事務作業が著しく増加するという声も現場から上がっており、保育ICT化の需要が高まると考えられます。
それを裏付けるように、コドモンが正式リリースされた2015年以降、2016年には約500、2017年には約1,500、2019年5月には全国約3,300以上の施設で順調に導入数を増やしています。自治体は、全国11カ所※2で導入が決定しています。
※2渋谷区、港区、府中市、藤枝市、富山市、小松市、神戸市、田尻町、奄美市、金武町、豊岡市
現在全国に保育園は34,763園(厚生労働省発表資料「保育所等関連状況取りまとめ 平成30年4月1日」より)あり、今後さらに多くの施設でコドモンが導入されることにより、保育業界の業務改善が加速し、保育士の確保だけでなく、保育の質向上にも十分な効果を発揮することが期待されます。
【こども施設業務サポートサービス「CoDMON」概要】
コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、子どもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※1です。
施設向けの機能として、一元化された園児情報の上で成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理やアプリを使った保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に効率化/自動化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時に、AIを使った先生の自動シフト作成機能や、ベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。
保護者向けの機能としては、専用アプリを通して施設との連絡機能のほか子どもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い支援といったサービスを展開しています。
※1 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと
【株式会社コドモン 会社概要】
◆所在地:東京都港区三田3丁目1−4 Net1.三田ビル4F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆事業内容:保育業務支援システムの開発・提供。2019年6月時点で、全国約3,300施設、保育士約6万人が利用。(ご参考:2018年度 特定地域型保育事業を含む全国保育所数は34,763園)
◆サービスHP:https://www.codmon.com/
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