近大附属広島高校福山校が「第58回福山ばら祭2025」で福山市をPR! 廃棄予定のバラの枝を使ったバイオリサイクル燃料を紹介

近畿大学附属広島高等学校福山校(広島県福山市)は、令和7年(2025年)5月17日(土)・18日(日)に福山市で「第20回世界バラ会議福山大会2025」と同時期開催される「第58回福山ばら祭2025」に参加し、「バラのバイオコークス」を用いて福山市をPRします。バラのバイオコークスは、福山市で廃棄予定のバラの剪定枝から製造したカーボンニュートラルなバイオリサイクル燃料で、燃焼実験で作った焼き芋を試食用に提供してPRを行います。
【本件のポイント】
●「第58回福山ばら祭2025」にて、本校生徒がSDGsの取り組みを紹介
●廃棄予定のバラの枝を使ったバイオリサイクル燃料「バラのバイオコークス」の製造と燃焼実験を実演
●生徒にとっては福山市をよく知り、持続可能な社会への貢献意識を高める学びの機会
【本件の内容】
近畿大学附属広島高等学校福山校では、福山市の地域発展と持続可能な未来の実現に向けた取り組みを行っています。令和4年(2022年)からは、「世界バラ会議福山大会2025」を見据え、海外からの来訪者に福山市の魅力を発信する活動を行っています。特に、福山市で年間100万本廃棄されるバラの剪定枝に注目し、その有効活用の可能性を探究してきました。
この研究の一環で、生徒が近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)を訪れ、近畿大学が開発したバイオリサイクル燃料「バイオコークス」の製造を体験しました。さらに、令和6年(2024年)11月には、本校が主催する教育イベント「Re-SET Kindai#4」で、Curelabo株式会社(沖縄県浦添市)から提供された福山のバラ剪定枝のチップを用い、「バラのバイオコークス」の製造実験を行いました。
その経験を踏まえ、「第58回福山ばら祭2025」では、「バラのバイオコークス」を活用して福山市のPRを実施します。会場でバラ剪定枝を使ったバイオコークスの製造を実演し、燃焼実験として焼き芋を焼いて、アンケートに回答いただいた方に試食していただきます。また、同時期開催の「第20回世界バラ会議福山大会2025」に参加される世界のバラ関係者に向けても、SDGsの取り組みとして「バラのバイオコークス」をPRします。
【実施概要】
日時 :令和7年(2025年)5月17日(土)・18日(日)9:00~14:00
場所 :緑町公園 「ふれあいコーナー」
(広島県福山市緑町9-5、JR山陽本線「福山駅」北口から
中心部循環バス・まわローズ青ルートで「ばら公園前」下車 徒歩4分)
対象 :一般の方(参加無料、事前申込不要)
お問い合せ:近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校 担当:岡﨑
TEL(084)951-2695
【バイオコークス】
稲わら、もみがら、間伐林、お茶かす、コーヒー豆かすなど、従来は廃棄物として処理される食物加工残渣、衣料廃棄物、間伐林などのバイオマス(再生可能な、生物由来の有機性資源)を原料として製造する固形燃料。平成17年(2005年)に、近畿大学バイオコークス研究所所長の井田民男らが開発しました。光合成を行う植物資源等を100%原料にしているため、CO2排出量ゼロのカーボンニュートラルな次世代エネルギーとして普及が期待されています。
【第58回福山ばら祭2025】
福山市で毎年5月に開催される、バラをテーマにしたお祭りです。ばら公園、緑町公園、花園公園、中央公園、市内中心部商店街など、福山市全体がイベント会場となり、豪華ゲストを迎えたステージイベントや市民参加型のイベントなどで参加者を楽しませます。また、バラをテーマにしたグッズやグルメの販売や、ばらの展示、写真撮影スポットも充実しています。第58回は5月17日(土)・18日(日)の2日間にわたって開催されます。
【第20回世界バラ会議福山大会2025】
世界バラ会連合が3年に1度開催する、バラに関する国際会議です。大会には、バラの研究家、生産者、愛好家、芸術家など、世界のバラ関係者約600~700人が一堂に会します。バラについての知識の啓発と普及、研究の促進、分類やコンテスト審査基準などについて議論する場であるとともに、世界のバラ愛好家の交流、情報交換の場として機能しています。第20回大会が、令和7年(2025年)5月18日(日)から24日(土)までの期間、広島県福山市で開催されます。
【関連リンク】
附属広島高等学校福山校
https://www.fukuyama.kindai.ac.jp/