充電式インサート交換ドライバー DTD500 「2024年度グッドデザイン賞」受賞について
京セラのグループ会社である京セラインダストリアルツールズ株式会社(代表取締役社長:和田 康男)は、工作機械の インサート交換作業の負担を軽減できる充電式インサート交換ドライバー「DTD500」が、2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しましたのでお知らせいたします。
充電式インサート交換ドライバー「DTD500」について
工作機械のインサート(チップ)交換は手工具を用いて行われており、主要な加工においてはインサート数の多いカッターが主流のため、作業時間や労力の過多が課題となっていました。また、推奨トルク値で固定するインサートは、作業者の技量差によって精度や作業時間が変わり、加工不良のリスクにつながっていましたが、DTD500はこれらの課題を解決する機能とフォルムを有し、お客さまの生産性向上に寄与する商品です。
発売日:2024年4月10日
仕様:詳細は下記ページをご覧ください。
https://www.kyocera-industrialtools.co.jp/products/pro/items/5926
審査員による評価コメント
近年、交換箇所や頻度が拡大している工作機械のインサート交換の課題解決に向き合ったデザインである。ドライバーとトルクレンチによる二つの作業を一本化することにより、現場の作業時間を劇的に短縮させたこと、また、トルクレンチを電動化することにより、作業者の技量に頼らない現場の人的設計にも貢献するものとなっている。ブラシレスモーターや軽量リチウムイオンなどの技術により、軽量、小型化を実現し、手に馴染む道具としての機能美も実現している。精密なものづくりの現場における、効率化の実現と人不足の課題を支える、小さいながらも力強いデザインとして高く評価する。
グッドデザイン賞の詳細