“自由に働き、自由に暮らす”モバイルスペース「MS NOMAD」 2021年度グッドデザイン賞を受賞!
三協フロンテア株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:長妻 貴嗣)の製品「MS NOMAD(エムエスノマド)」が、この度2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。(商品化・工業化住宅)
MS NOMAD製品概要
コロナ禍でライフスタイルが多様化する中、場所や時間にとらわれない新しい働き方・住まい方を実現するためMS NOMADは開発されました。本製品は、設置・移設が容易なユニットハウスと家具のようにユニット化した水まわりを組み合わせ、自宅の庭先から、駅前・高架下、郊外、更には大自然といったあらゆるシーンでノマド的生活を提供する空間プロダクトシリーズです。
MS NOMADの特長
「自由に働き、自由に暮らす」というワーク・ライフスタイルの提供を開発目的とし、設置・移設の容易なユニットハウスをベースとしたMS NOMADを開発しました。
様々な敷地の大きさに合わせた簡単なプランニングができるよう、トラック1台で運搬可能な4つのサイズを展開しています。トイレ・シャワー・キッチン・洗面台・収納といった機能をユニット化し、家具のように室内の好きな場所に設置可能な構成としました。工場で内外装・電気・給排水を組み込むため、MS NOMADは現地では電気・給排水を繋ぎこむだけで使用することができます。
多様な利用シーンに合わせて簡単にカスタマイズすることが可能な製品です。
開発背景
新型コロナウイルスの流行を機に、人々のライフスタイルは大きく変化し、今やテレワークや在宅勤務は当たり前の働く手段の1つとなりました。それに伴い、人々が望む住まいのあり方はこれまで当たり前であった「都心に出てオフィスで働く」「通勤の利便性から住む場所を選ぶ」といった職との関係を強い軸としたものから、個々の多様なライフスタイルに合わせた自由なものへと変わっていくと考えられます。ソーシャルディスタンスという、人との距離を確保しなければならない状況では、働き方・住まい方も変化していく必要があります。
これからは、場所によらない働き方、つまり人々の暮らしの延長線上にオフィス・書斎があるといった「自分の好きな場所で、好きな時間に自由に働くこと」が求められるのではないでしょうか。
今求められているノマド的なワーク・ライフスタイルの提供を目指し、MS NOMADは開発されました。
デザインのポイント
- ライフスタイルに合わせたプランへ簡単にカスタマイズ出来るよう、ユニット化した内装デザイン。
- 設置・移設が容易なユニットハウスを木とガラスのミニマルな素材でまとめ、場所を選ばないデザイン。
- 1つのシリーズで、はなれ・別荘・サテライトオフィス・グランピング施設といった様々な用途に対応。
審査委員の評価
仮設事務所や倉庫などの工業的な用途として使われることの多い運搬性の良い展開式鉄骨ユニットをベースとして、この内部に居住機能を加え、木材を仕上げや外部デッキに利用することで、ユニットハウスの用途範囲を拡げている。構造性能を担保する鉄骨フレームは堅牢不変であり、これに加工や交換が容易な木材を付加することで表情や用途の多様化を図るという、硬い鉄と柔らかい木の組み合わせが生み出すデザインは、様々なカスタマイズを可能にする適材適所の手法であり、今後の幅広い展開が期待できる。
WEBページ
・2021年度グッドデザイン賞 受賞対象ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/52411
・「MS NOMAD」製品ページ
https://www.sankyofrontier.com/unithouse/product/ms-nomad/
三協フロンテアについて
三協フロンテア株式会社は1969年創業以来、業界の先駆者としてユニットハウスの製造・販売・レンタルを主力事業として展開しています。従来の建築物はスクラップ&ビルドが繰り返される中、建設廃材をほとんどださない「モバイルスペース」を提供することで、資源循環型社会の実現を目指しています。
三協フロンテア会社概要
社名 : 三協フロンテア株式会社
所在地 : 千葉県柏市新十余二5番地
代表取締役社長: 長妻 貴嗣
設立 : 1969年12月5日
主な事業内容 : ユニットハウス、トランクルーム、立体式駐車装置、
植物工場の製造・販売・レンタル
社員数 : 約1,499名(2021年10月1日現在)