東急株式会社、管理会計システム基盤として 「fusion_place」を採用  グループ全体で2万人を超えるユーザーによる本格運用を開始

株式会社フュージョンズ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:杉本 啓、以下 フュージョンズ)は、東急株式会社(本社:東京都渋谷区、取締役社長:髙橋 和夫、証券コード:9005、以下 東急)が、経営管理システム基盤「fusion_place」を用いた管理会計システムを、100社超のグループ会社に導入し、2022年7月から東急本体でも本格運用を開始したことをお知らせします。

導入概要

~グループ会社を含め、2万人超のユーザーが利用~

東急は、管理会計システム基盤としてfusion_placeを適用した共通会計システムを、2017年から連結子会社に段階的に導入してきました。
株式会社東急百貨店、株式会社東急ホテルズ、株式会社東急ストアといった主要グループ会社を含む100社超に順次展開。最後に東急及び東急電鉄株式会社に導入を完了し、2022年7月にグループ経営管理システムを本格稼働させました。全体でユーザー数は2万人を超えます。
共通会計システムは、実績系にBiz∫(※1)、予算管理部分にfusion_placeを適用し、両者を組み合わせてグループ標準システムとしました。一部のグループ会社向けには業種特性を反映したカスタム設定を施しています。

※1 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが販売するERPパッケージソフトウェア「Biz∫(ビズインテグラル)」

背景と狙い

東急は「連結経理体制強化プロジェクト」として、「品質維持・底上げ」、「人材流動性の確保」、「効率化・高度化」による連結子会社の経理体制強化を活動の柱に据え、会計システムの集約化、およびシステム集約化に伴う業務標準化・効率化を推進してきました。

事業領域の拡大や変化に対応するためにはグループ全体のシステムの統一が重要である一方で、様々な事業を営む東急では、各社の事業特性を尊重した管理会計システムの構築も重視しました。

そこで、
・グループ標準とグループ各社固有、双方の科目体系を保持することができる
・科目や組織以外に各社独自の分析軸を保持し、経営環境の変化に伴って追加・変更できる
・グループ全社の管理会計データを、伝票明細レベルまで含めて照会できるスケーラビリティとパフォーマンスを備える
・ひとつのシステム基盤上にすべての情報が載り、親会社からもグループ各社の経営情報を容易に確認できる
といった観点から、fusion_placeを採用することとなりました。

「予算編成やレポーティングに関するfusion_placeの柔軟性、それに、大量データを高速に処理できる性能を高く評価しています。フュージョンズ社としてもこれまで経験がないほどのデータ量を保持するということで、当初は不安もありましたが、我々の期待に十分に応えるパフォーマンスを実現できました。グループ各社と本社が予実情報を共有することで、管理会計に関するコミュニケーションが円滑になりました。エクセル連携機能を用いてユーザー自身が報告資料を作成するなど、活用が徐々に深化しつつあります」
(財務戦略室 経理マネジメントグループ 連結経理体制最適化プロジェクトチーム 課長 島田 龍之)

「現場で管理会計システムを活用してもらうには、Biz∫に入力された取引データを、fusion_placeに迅速に反映する必要があります。データ量が多いので、導入当初は反映に時間がかかっていましたが、当社要望を踏まえた新バージョンの開発でパフォーマンスが改善され、全グループ展開が可能になりました」
(財務戦略室 経理マネジメントグループ 連結経理体制最適化プロジェクトチーム 主事 藤曲 高穂)

導入体制

導入は株式会社NTTデータが担当しました。フュージョンズは、大規模利用において重要な並列処理性能を高めた「fusion_place extreme」を、東急の要望に応じて開発、リリースするなど、側方からの支援を行ってきました。

「東急様の管理会計システム構築の一端を担えたことを大変光栄に思います。グループ全体の経営管理が必要である一方で、様々な事業を営む東急様では、各社の事業特性も尊重して管理会計システムを構築されました。弊社は、管理会計と経営管理の仕組みは、今後、事業部門志向を深化すべきと考え、「現場力を喚起する経営管理」というコンセプトを打ち出しております。東急様の取り組みには、弊社としても大いに共感するところです。」
(フュージョンズ社 代表取締役CEO 杉本 啓)

今後の展開

fusion_placeでは各社の事業特性に応じて自由に設定できる分析軸を持っています。現状はグループ経営管理体制のもと本社主導で設定を行ってきましたが、各社で自社の経営管理システムとして拡張させていくことも今後の課題です。

「まずは共通の基盤の上で全社の予算管理ができるというところまでは整いました。各社で共通の科目体系でデータも見られる一方で、独自の分析視点を保持できます。基盤は整ったのでこれをいかに各社のシステムとして成長させるかが今後の課題です。fusion_placeは、拡張性の高さに魅力を感じています。グループ全社での統一的な部分と、各社独自の経営管理システムが融合、発展することでさらなる連結経営管理強化ができると確信しています。」
(島田氏)

■東急株式会社について[ https://www.tokyu.co.jp
東急グループは2022年9月2日に100周年を迎えました。
東急グループの中核企業である東急は、1922年の創立以来、公共交通機関と都市開発を両軸とし、公共性と事業性を両立させた「まちづくり」を進めてまいりました。
時代の変化に伴い生じる社会課題に対し、新たな視点で生活サービスやライフスタイルを提案することにより、東急線沿線を中心とした、エリア価値の継続的な向上に取り組んでいます。

fusion_placeについて

fusion_placeは、予算編成、管理会計、グローバル活用まで、トップと現場の視点を統合する、詳細志向の経営管理クラウドサービスです。

フュージョンプレイス

主な特長:
・超高速:独自開発のオンメモリ多次元DBでリアルタイムにデータを更新、集計可能
・大容量:予実データを伝票明細まで全て格納し、自在にドリルダウン
・汎用性:部門利用からグローバル利用、連結・投資管理・報告業務にも利用可能

経営管理クラウド fusion_place 関連オンラインセミナーのご案内

fusion_placeに関する様々なセミナーをオンラインで開催しています。無料でご参加いただけます。

開催日時:直近の開催日は以下の通りです。
     ・2022年10月19日(水) 14:00~15:00
      現場力を喚起する経営管理セミナー
     ・2022年11月 2日(水) 14:00~15:00
      fusion_place紹介セミナー(グループ経営管理編)
     ・2022年11月11日(金) 14:00~16:30
      ハンズオンセミナー
     ・2022年11月16日(水) 14:00~15:00
      自律と統合のグループ経営管理セミナー
開催方法:オンライン会議システムZoomウェビナー
お申込み:当社 Web サイトのセミナーページからお申込み下さい。
     https://fusions.co.jp/events/

■フュージョンズについて[ https://fusions.co.jp
フュージョンズは、会計/経営管理システム構築の経験豊富な創業メンバーによって設立され、テクノロジーをテコに経営管理を新たな水準に高めるという理念のもと、経営管理クラウド fusion_placeと、経営管理の仕組みづくりと仕組みの運用のための各種サービスを提供しています。

※「fusion_place」は株式会社フュージョンズ及びその供給元の商標又は登録商標です。その他の会社名・製品・サービス名は各社の商標又は登録商標です。

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