栄光学園高等学校でデータ活用授業を実施 データエンジニアが外部講師として協力
株式会社電算システム(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長執行役員:高橋 譲太、以下「電算システム」)は、2022年10月5日、栄光学園高等学校(所在地:神奈川県鎌倉市、校長:望月 伸一郎)で「情報I」を学習する高校1年生を対象にデータ活用に関する授業を実施しました。
本年度から新しい学習指導要領が実施されている高等学校では、教科情報のカリキュラムが大きく変わりました。全員が必履修科目となった「情報I」では、(1)情報社会の問題解決、(2)コミュニケーションと情報デザイン、(3)コンピュータとプログラミング、(4)情報通信ネットワークとデータの活用という、4つの内容に再構成されています。
近年、AI(人工知能)が加速度的に発達し、データサイエンスの考え方が広がり、政府が進めるクラウド・バイ・デフォルトの原則に従ってクラウド基盤が社会で普及するなど、コンピュータの仕組みもしっかり理解していなければ社会に出て活躍する人材は育成できないという考え方がその背景にあります。
中でも、「データ活用」は新しく追加されたテーマのひとつで、データの収集と整理、分析と評価といった内容が盛り込まれ、問題解決の一つの手段として活用できる力を育成することが期待されています。
電算システムは、2014年から Google for Education(TM) の販売パートナーとして多くの学校にサービスを提供しており、同校もそのサービス導入校の一つです。日々の企業活動のなかで、さまざまなデータと向き合うデータエンジニアやデータ分析を手掛けるデータサイエンティストといった面々が、データの意味・活用のねらい・分析の効果といった普段の仕事ぶりを伝える機会を得ることで、高校生に新しい発見や気づきがあればと、今回の実現に至りました。
実際の授業では、まず、仕事内容の紹介をきっかけにデータに関わる職種への理解を深めました。特に、データ活用の流れと職種ごとの関わり方を整理することで、生徒がこれから授業で取り組む内容との合致点を伝えました。
次に、データ分析の目的を改めて考え、正しく意思決定していくための材料としての必要性を解説しました。授業の後半では、データ分析を行う際に大切な「データを見る目」を育てるために、ミスリードが起きてしまう事例などを紹介しました。
合わせて、企業のマーケティング活動で実際に運用している手法を生徒たちの目の前で実践し、リアルなデータの分析を伝えました。
電算システムでは、今回の授業の様子を YouTube(TM) チャンネルにてダイジェスト配信する予定です。授業担当者はもちろん、授業を受けた生徒の声も聞き取って紹介する予定にしており、データ活用の授業に課題を抱える学校の一助となることを期待しています。
データ活用授業の参考動画
YouTubeチャンネルにてダイジェスト動画を公開します。
下記URLよりアクセスください。
https://youtu.be/2KTV8t8RVlQ
授業担当者のコメント
日野 俊一郎教諭
「電算システムさんから提案を受けて今回の企画が実現しました。データ活用の授業設計についてはちょっと悩んでいたところもあったので、良い機会になりました。生徒たちが授業に真剣に取り組んでもらうには、実際にその立場で働いている方の言葉が伝わりやすいし、熱量が大事だと思っています。事前に打ち合わせをした時点で楽しみが膨らんでいましたが、今日こうして生徒たちの様子を見るとコラボレーションができて本当によかったと思っています」
講師担当者のコメント
電算システム クラウドエンジニアリング事業部 データエンジニア 松原 颯
「生徒たちはデータ活用にはじめて触れるということだったので、自分が高校生の立場になったつもりで講義内容を考案しました。今回お伝えしたことは初歩的なことではありますが、データ活用の流れでは大切なことばかりです。ぜひ、今後の授業はもちろん、これから生きていくうえでの見方や考え方にも生かしてもらえたらと思います」
データ活用授業の概要
・対象 :高校1年生
・教科 :情報I
・時間 :50分
・担当教諭 :日野 俊一郎
・講師 :松原 颯
(株式会社電算システム クラウドエンジニアリング事業部 データエンジニア)
・授業タイトル:データエンジニアリング特別授業
・授業内容 :データ人材と職種、データ分析の目的、
データを見る目、データ分析の実際
会社概要
株式会社電算システム
本社所在地 : 岐阜本社 岐阜県岐阜市日置江1丁目58番地
東京本社 東京都中央区八丁堀2丁目20番8号 八丁堀綜通ビル
主な事業内容: 情報サービス事業、収納代行サービス事業
URL : https://www.densan-s.co.jp/
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