福岡中小企業デジタル化・DX推進コンソーシアム“YOKA-DIGI”を設立

福岡商工会議所と民間企業3社が「中小企業デジタル化・DX推進の連携と協働に関する覚書」を締結

福岡商工会議所(会頭 谷川 浩道)と、西日本電信電話株式会社九州支店(執行役員 九州支店長 梶原 全裕)、株式会社QTnet(代表取締役 社長執行役員 岩﨑 和人)、リコージャパン株式会社福岡支社(執行役員 九州地域担当 兼 福岡支社長 吉村 隆男)は、「中小企業デジタル化・DX推進の連携と協働に関する覚書」を下記のとおり締結し、「福岡中小企業デジタル化・DX推進コンソーシアム」(以下、YOKA-DIGI(よかデジ))を設立することといたしました。
深刻化する人手不足や市場の縮小、昨年来続くインフレ・物価高などを背景に、中小企業の事業継続力と競争力を高めるためには、生産性向上につながるデジタル化やDX推進は喫緊の課題となっています。本覚書締結によって、YOKA-DIGIを設立し、中小企業のデジタル化・DXを推進することで、生産性向上、新たなビジネスモデルの構築への取組みを支援してまいります。

■コンソーシアム設立の背景・経緯

 人手不足や市場縮小に対応するために、中小企業の生産性向上は不可欠であり、その鍵はデジタル活用です。当所が実施した調査でも、業務プロセスの効率化や営業力の強化といった経営課題について、IT投資により解決を望む事業者が多いことが分かりました。 また、今年10月から導入される消費税インボイス制度へ的確に対応するには、バックオフィス業務のデジタル化が求められていますが、小規模の事業者の半数以上で、デジタル化が進んでいない状況です。
 福岡商工会議所では、これまで、所内登録専門家と連携して中小企業のWeb・SNSを活用した販路開拓やクラウド会計の導入によるバックオフィス業務のデジタル化を支援してきました。今後、生産性向上につながるバックオフィス業務のデジタル化を推進していくためには、企業の経営課題を把握したうえで、身の丈に合ったツール選定を支援していくことが必要です。
 このため、巡回や窓口相談により経営課題を把握している当所と、ツール導入に関して多くの支援ノウハウや実績を有するITベンダ企業がタッグを組んで、中小企業のデジタル化を加速させることとしました。

■コンソーシアムの構成メンバー・主な活動

【具体的な活動内容】
①デジタル化の実装に関する相談
②デジタル化を推進するセミナーの共同開催
③デジタル化・DXに関する情報発信 
④デジタル人材の育成支援(e-learningサービスの提供)、等

■コンソーシアムの活動内容

①デジタル化の実装に関する相談

・福岡商工会議所の経営指導員とコンソーシアムのITコンサルタントが連携し、中小企業・小規模事業者の幅広いデジタル化・DX相談に対応します。
 ※相談は無料です。(ツール等の導入・利用に係る費用は別途必要)
・デジタルツールの提案から導入支援、導入後のフォローをワンストップでできる相談体制を構築します。

コンソーシアムの体制イメージ
コンソーシアムの体制イメージ

②デジタル化を推進するセミナーの共同開催

ア.デジタルツール活用による業務改善や法改正(消費税インボイス制度、電子帳簿保存法等)への的確な対応に向けたバックオフィス業務の改善
イ.販路開拓・売上アップに向けたWEBマーケティング活用
ウ.デジタル化に利用できるIT導入補助金など各種補助金の活用方法   など

③デジタル化・DXに関する情報発信

コンソーシアム専用ホームページを構築し、共同事務局やパートナー企業等のセミナー、デジタルツールを活用した事例等を発信します。本ホームページでは、セミナー情報や会員優待サービスなどの詳細を閲覧できるメタバース空間を体験することが可能です。
<専用ホームページ>https://yokadigi.fukunet.or.jp/

コンソーシアム専用ホームページのイメージ
コンソーシアム専用ホームページのイメージ

福岡商工会議所は、YOKA-DIGI構成メンバーとともに、中小企業のデジタル化・DXを推進を通じて、生産性向上、新たなビジネスモデルの構築の取組みを支援してまいります。

<福岡商工会議所>https://www.fukunet.or.jp/
<報道関係者からのお問い合わせ先>
福岡商工会議所 経営相談部 経営支援グループ
TEL:092-441-1146(平日9:00~17:00)


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