「和食」×「落語」の融合を図る文化啓発活動 “キンレイ心染プロジェクト” 【開催報告】「キンレイ心染プロジェクト」出前授業 ~食育に携わる栄養教諭・栄養士を対象に実施~

2019-11-25 16:00

 株式会社キンレイ(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:和田 博行)は、2014年の創業40周年という節目に、「和食“鍋焼うどん”」×「伝統芸能“落語”」の魅力を多くの方々に伝達していくことを目指す文化啓発活動『キンレイ心染(しんせん)プロジェクト』を発足させ、2019年9月1日で6年目を迎えました。本プロジェクトは、和食や落語といった日本の伝統文化を次世代へ継承することや、「食べる力をはぐくむ(=食育)」を目的に、小中学校、高等学校への「出前授業」を展開しています。
 この度、千葉県市川市学校給食会・市川市栄養士会より「出前授業」の実施依頼を受け、同市内の食育に携わる栄養教諭や学校栄養職員・教職員など約50名を対象に11月21日(木)に執り行いました。
 当日は、キンレイ心染プロジェクト所属の管理栄養士による講義に加え、学生落語家による落語の実演など、小学校低学年の児童を対象に行う授業内容を忠実に再現しました。

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 「出前授業」実施後の質疑応答では、講義におけるポイントや児童が強く興味を抱いた箇所、学生落語家に対する児童の反応などに関する質問に加え、今後の展開として千葉県市川市内の小中学校での「出前授業」実施も視野に入れた意見交換が活発に行われました。今後も、キンレイ心染プロジェクトでは「出前授業」を通じて“食の大切さ”や“日本の伝統文化の尊さ”を伝える文化啓発活動を継続して実施してまいります。

開催概要

主催  :千葉県 市川市学校給食会・市川市栄養士会
日時  :11月21日(木)15時15分~16時30分
会場  :千葉県 市川教育会館 多目的ホール
出席人数:約50名
出席者 :千葉県市川市立小中・義務教育学校・特別支援学校の栄養教諭・学校栄養職員・教職員

プログラム内容

  1. 落語の基礎講座
  2. 食育授業「姿を変える大豆の食育授業」:講師 管理栄養士 長谷川 茉美
  3. 落語の鑑賞「みそ豆」:法政大学落語研究会4年生 富士見亭 ぴー助(ふじみてい ぴーすけ)
  4. 食育授業「うどんの食文化講座」:講師 管理栄養士 長谷川 茉美
  5. 落語の鑑賞「時うどん」:二松学舎大学落語研究会3年生 金香亭 三色(こんこうてい みしき)
  6. 質疑応答

授業のポイント

 当日は“うどん”と“大豆”をテーマにした小学校低学年向けの食育授業を再現・実施し、栄養教諭・学校栄養職員・教職員が自校での食育授業の参考にしていただくために、児童の目線に立って聴講しました。
 また、現代の食生活の基盤を築いたといえる江戸時代の食文化を学ぶ教材として、学生落語家が授業テーマと連動した落語「時うどん」と「みそ豆」を披露しました。

授業風景

【開会の挨拶】市川市学校給食会会長 皆川 真一先生

【開会の挨拶】市川市学校給食会会長 皆川 真一先生

【みそ豆】富士見亭 ぴー助

【みそ豆】富士見亭 ぴー助

【食文化講座】事務局スタッフ管理栄養士

【食文化講座】事務局スタッフ管理栄養士

【時うどん】金香亭 三色

【時うどん】金香亭 三色

質疑応答

質疑応答

会場の様子

会場の様子

市川市学校給食会とは

 市川市の学校給食の健全な発展を促進し、食育を推進することを目的として昭和39年に発足された組織。市川市立小中・義務教育学校・特別支援学校の教職員、保護者代表、市関係課職員、生産者から構成される。

■市川市学校給食会会長:市川市立百合台小学校校長・皆川 真一先生のコメント
 市川市学校給食会では安全・安心・美味しい給食の提供を目指し、食材の選定や食育に取り組んでおります。本日のキンレイ心染プロジェクト「出前授業」は子ども達が主体的に学びたいと思えるような授業内容・構成でした。学生落語家さんが演じる食べ物を題材にした落語を授業に組み込むアイデアは、子ども達の“食”への興味・関心を育むことができると感じました。本日出席した先生方にとって、各校で食育を推進するヒントになったと思います。

栄養教諭・栄養士の感想(一部抜粋)

・講義と落語、共に楽しみながら学べる授業でした。落語を鑑賞するのも初めてなので貴重な体験でした。
・講義内容と合致した食材が登場する落語を鑑賞できる展開が、子ども達にとっても自然な流れで学べる場になるだろうと感じました。今後の食育授業への取り組みへの参考になりました。
・食育と落語の親和性の高さを「出前授業」で実感することができました。

ご参考

キンレイ心染プロジェクトとは

 日本の食文化を大切にしたいと考える株式会社キンレイと、落語研究会に所属する大学生との融合を図り、日本の伝統文化を啓発することを目指すプロジェクトです。「心染(しんせん)」には、“人々の心に染みる本物の味と文化”を多くの方々に伝えたいという想いと、美味しさをお届けする冷凍技術の“新鮮”の意味を込めました。老人ホームや町内イベント、学童保育などへの出張落語会や、小・中・高校への出前授業(食育授業など)、“落語と食文化のつながりを紐解く”文化情報紙「心染通信」の発行などの活動を行っています。

参加落語研究会:13大学総勢37名(2019年11月現在)

・明治大学落語研究会
・埼玉大学落語研究会
・一橋大学落語研究会
・中央大学落語研究会
・桜美林大学落語研究部
・成城大学落語研究会
・駒澤大学落語くらぶ
・法政大学落語研究会
・二松学舎大学落語研究会
・日本大学生物資源科学部落語研究会
・東京経済大学落語研究会
・日本大学藝術学部落語研究会
・東海大学文化部連合会落語研究部
・日本大学生物資源科学部落語研究会

心染プロジェクト発足当時の様子(2014年9月)

心染プロジェクト発足当時の様子(2014年9月)

■キンレイ心染プロジェクト 公式WEBサイト https://www.krspj.jp
 参加している学生落語家の紹介や、出張落語会、出前授業の開催レポート、コラム『食文化と落語のつながり』などに加え、2019年7月より新コンテンツとして「卒業生インタビュー」などを随時更新しています。

プロジェクトの今後

 今後も学生落語家と協力し、学校教育機関と連携した「出前授業」を継続して取り組み、「和食“鍋焼うどん”」や「伝統芸能“落語”」の魅力の発信を通じて、“人々の心に染みる本物の味と文化”を次世代へ継承して参ります。

キンレイ心染事務局

 出張落語会や小・中・高校への出前授業(食育授業など)を運営する「キンレイ心染事務局」を設けています。日程の調整、学生落語家の手配、当日の運営まで行います。開催地域は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の一都三県を対象とし、ご相談やお申し込みは公式WEBサイト、電話、FAXで受付しています。

所在地 : 〒101-0065 東京都千代田区西神田1-3-6 ウエタケビル4F
TEL・FAX: 03-3518-9010(平日 10:00~17:00)
MAIL  : kinrei@pr-tci.jp
運営  : トータル・コミュニケーションズ株式会社

株式会社キンレイ

 1974年(昭和49年)に冷凍食品の製造・販売などを目的とした近畿冷熱株式会社を前身とし、2014年(平成26年)より月桂冠株式会社のグループ企業となりました。ロングセラー商品「鍋焼うどん」や「お水がいらない」シリーズ商品など、当社独自の技術である“二段凍結・三層構造”を特長とする冷凍調理麺の製造・販売を中心に、『本物の美味しさ』・『安全安心』・『環境保全』に全員で挑み、人々と私たちの幸せと、食文化の更なる発展に貢献して参ります。

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